本誌は“逆上降板”の真相について聞くべく、彼女のもとへと向かった。
12月3日のお昼前、待たせていたタクシーに乗り込もうとしていた真矢。黒の帽子を深々とかぶり、口元には大きなマスク。車に乗り込むところで、声をかけた。
――突然、申し訳ありません。真矢さんのご意向もあって、『さくらの親子丼』の映画撮影が中止になってしまったと聞いているのですが……。
記者がそう尋ねたところ、真矢はこう答えた。
「違います、違います。私は詳しいことは知らないんです。事務所に聞いてください」
――ドラマの撮影はつい先日、クランクアップしたばかりなんですよね?
「はい」
――これから映画がクランクインするはずだったとお聞きしています。
「いえ、映画はなくなりました」
自らそう答えた真矢。やはり、白紙になってしまったことは事実のようだ。
しかしその原因について、「私は関係ありません!」と明確に否定する。
――真矢さんが共演者に不満を抱かれていたという話もあるのですが?
「そんなこと、まったくないです。みなさんには、もう感謝しかないので……。そもそも私は何か言えるほど偉い立場の人間ではないですし、大きなことを動かすこともできませんから。『さくらの親子丼』も第3弾までやらせてもらいましたが、今まで一度も口を挟んだことはありませんでした」
――では、なぜ映画がなくなったのでしょうか?
「私はコロナの影響だと聞いています。ドラマもよく終わったなと思えるくらい、現場では密になるシーンが多かったので。私もあまり事情を知らないので、あとの詳しいことは事務所に聞いてください」
そう言い残し、真矢はタクシーに乗り込んでいった。