そこで本誌が所属事務所に問い合わせたところ、担当者はこう答えた。
「真矢や弊社から辞退を申し入れたという事実はありません。制作サイドから『準備が整っていないから』と連絡があり、映画撮影が行われなくなったと聞いております」
前出のドラマ関係者は、映画撮影がなくなった影響についてこう続ける。
「今年はコロナのせいで、制作会社はどこも大きなダメージを受けています。テレビ局の広告収入が激減していることもあり、映画の製作費も8千万円ほどに抑えられてしまっています。そんななかで、今回の映画にはスポンサーも集まってきていたのです。
スタッフたちにとっては仕事が激減しているなか、貴重な映画の撮影でした。それを中止するという判断なんて、簡単にできるはずがありません。何らかの“深刻な事情”があったのは、間違いないはずなのですが……」
どこまでも食い違う、それぞれの主張。そこで、本誌は制作会社のプロデューサーに話を聞いた。すると、意外な発言が飛び出した。
「今回の判断は、コロナ禍で諸々の制作準備が遅れたためです。真矢さん個人はまったく関係ありません。それなのに私が中止したのは主役の意向だと強調して一部に話してしまい、それが広まってしまったのです。真矢さんには本当に申し訳なく思います」
映画が突然中止になったことに加えて、その責任を転嫁されていたことも判明した真矢。そのショックはあまりにも大きい――。
「女性自身」2020年12月22日号 掲載