戸田恵梨香の実父急死…娘を思って残し続けた涙のスクラップ
画像を見る 「スカーレット」ではセーラー服を着て、15歳の役を演じた。

「恵梨香ちゃんは小学校のころから芸能活動をしていたので、仕事で学校行事を休まなければならないこともありました。

 

5年生くらいのときにはミニキャンプを欠席したのですが、後日になってお父さんから『いっしょにキャンプに行きませんか?』とお誘いの連絡がきたんです。恵梨香ちゃんが仕事で友達との思い出を作れなかったため、何とかしてあげたいと思ったのでしょう。そんな優しいお父さんでした。

 

また彼女が中学卒業後の進路で『神戸に残って進学するか、それとも上京して芸能界にチャレンジするか』と迷っていたとき、背中を押してくれたのもお父さんだったそうです。女優になる夢があるなら、自信と勇気を持ってチャレンジしなさい。

 

そんなアドバイスがあったからこそ、恵梨香ちゃんは女優として生きていく決意を固めることができたみたいです」(同級生の母親)

 

大手保険会社のサラリーマンとして働き、少林寺拳法の実力者でもあったという。戸田の父を25年間指導し、結婚式の仲人も務めた少林寺拳法神戸六甲道院の宮原照雄道院長は19年に本誌でこう語っていた。

 

「恵梨香さんのお父さんは、仕事をしながら四段にまで昇段しました。私はこれまで2千人ほど教えてきましたが、そこまでいったのは十数人だけ。ものすごく紳士的で、そして強かった。

 

われわれは青少年育成にもかかわっていて、自信と勇気を若い人に与えることが使命だと考えています。また『拳禅一如』といって、体だけでなく心も鍛えて心身を健全にしていく。そんなもっとも大事な少林寺の教えを、お父さんは娘に伝えていたのでしょう」

 

強くて優しい父。その背中を戸田はずっと見てきた。

 

「恵梨香ちゃんのご両親は、とても庶民的な方です。買い物は普通のスーパーですし、移動はいつも自転車。彼女が活躍するようになってからも決して偉ぶらないし、生活が派手になることもありませんでした。

 

それに、2人とも飾らない人でね。お父さんはハキハキしていて、お母さんはおしとやかなタイプ。でもどちらも常に自然体なので、話しやすいんですよね。

 

とても素敵なご夫妻です。恵梨香ちゃんの目にも“理想の家族“として映っていたと思います」(前出・同級生の母親)

 

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