本人に真相を聞くべく、12月中旬の朝、愛犬2匹を連れて散歩に出てきた渡部に話を聞いた。
――8月上旬、マンションで水漏れがあったと聞きました。
「あ、はい。はい」
思い出したかのように、首を縦に振る渡部。子どもとプールで遊んでいたのか聞くと、こう否定する。
「ちょっとそれは違っていて。ベランダで水撒きをしてしまったら、非常階段のところから水が漏れてしまったんです。水遊びはしていないですね」
――かなりの水が垂れてきたと聞いています。どれくらいの水量でしたか。
「そうですね、管理人さんから聞いたのは、バケツ1杯分ぐらいだったんですけど。僕が不在のときだったので、その後、謝罪に行きました」
――謝罪に行かれたんですか。
「管理人さんにしっかり注意されて、謝罪をしました」
――住人の方への謝罪はなかったとうかがっています。
「直接は行ってないですけど、コンシェルジュの方には“気をつけます”とお伝えしました」
――お子さんの声が聞こえたということで、一緒に水鉄砲をやっていたのでしょうか。
「僕の知人男性がベランダで水掃除しながら、子どもと遊んでいたみたいなんですけど……。僕は不在で事情を知らなかったものですから」
最後に、あの謝罪会見後、どんな気持ちで過ごしているか聞くと、
「反省の日々で生活しています。はい」
重い足取りで、愛犬と一緒に去っていった。会見と同様、歯切れの悪い回答に終始した渡部。懺悔で一連の醜聞を早く“水に流して”と願っているのは、当の本人なのかも――。
「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載