『いだてん』打ち上げでの綾瀬はるか。 画像を見る

「ただ男性を演じるだけでなく、殺人鬼という設定。最初は高橋さんに助けてもらいながら試行錯誤してやっていました」

 

1月10日、綾瀬はるか(35)は、主演ドラマ『天国と地獄 ~サイコな2人~』(TBS系)の制作発表会見で演じる役の難しさについて語った。

 

同ドラマは綾瀬演じる女性刑事が、高橋一生(40)演じる殺人犯と魂が入れ替わるというストーリーである。1月17日に放送された第1話の平均視聴率は16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録と、好調なスタートを切った。

 

「綾瀬さんは、昔から緊張しやすいタイプで、とくに撮影に入るといろいろなことが気になり、心配しすぎてしまうそうです」(芸能関係者)

 

そんな綾瀬にとって、心を落ち着かせるための習慣が掃除なのだという。『日経WOMAN』’21年2月号で、彼女はこう明かしていた。

 

《夜中に突然始めることも(笑)。断捨離も魂のさびを取ることでもあるし、掃除はやっぱり運気を上げてくれる気がします》

 

綾瀬はるか 殺人犯役好演にあった祖母直伝の“ルーティーン”
画像を見る 19年8月、主演映画の打ち上げに参加した綾瀬。

 

実は掃除に力を入れるようになったのは、祖母の影響があるようだ。彼女が昨春、実家に帰省した際に緊急事態宣言が発令され、久しぶりに家族と生活を共にする機会があった。そのとき目撃したのが、94歳になる祖母が70年前から1日も欠かしたことがないというルーティーンだったのだ。

 

綾瀬はインタビューで、実家での発見について語っている。

 

《朝起きて顔を洗って、ストレッチをしながらメイクをして、トイレ掃除、リビングの水ぶき、お庭の掃き掃除をして……。(中略)ルーティーンがある人って、軸がしっかりしていてブレない気がします》(『Lee』’21年2月号)

 

それから綾瀬も毎朝トイレ掃除を習慣にすることになったという。’10年の大ヒット曲『トイレの神様』は歌手・植村花菜(38)が、トイレ掃除の大切さを教えてくれた祖母との思い出を歌った曲だが、綾瀬も祖母から多くのことを学んできたようだ。

 

「戦後60年を記念したTBSの特番で、当時20歳だった綾瀬さんは、太平洋戦争の体験談を聞きました。『戦争なんか起こさんように、女性がしっかりせなダメなんよ』という祖母の言葉に胸を打たれ彼女は、世界平和を心から願い、テレビ出演などを通じてメッセージを発信し続けているのです」(前出・芸能関係者)

 

『Lee』のインタビューでは、“悪い精神状態は部屋の汚さに表れる”とも語っている綾瀬。いまも緊急事態宣言下で“トイレの神様”修業に励んでいるというが、その成果を生かして見事、難しい役を演じ切ることはできるのだろうか。

 

「女性自身」2021年2月2日号 掲載

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