■専門家語るリスク高める3つの要因
生活習慣による発症を指摘するのは、パークサイド脳神経外科クリニックの近藤新院長だ。
「不摂生によってコレステロールが高かったり、田中さんが甘いもの好きだったことも原因かもしれません。ただ、今回は症状が軽く1週間ほどで退院できるみたいですから予後も問題なく、そうとう軽いケースだったのでしょう」
田中は“お菓子王子”と呼ばれるほどスイーツ好きで、妻として山口も注意していたという。
「血圧も高かった田中さんを心配し、もえさんはカロリー計算をして手料理を作っていました。田中さんのお母さんが56歳で肝炎で亡くなったこともあり、同い年になった田中さんは気にしていたそうです」(前出の知人)
前出の清水教授はくも膜下出血と脳梗塞のリスクが高まる3つの要因を挙げる。
「(1)血圧が高い(2)糖尿(3)高脂血症です。年齢にも関係があり、40代以上は成人病も増え、コロナ後遺症のリスクも高まるのです。対策としては、体重を増やさないこと。田中さんは少し太りすぎだと思うので、その点でも、発症しやすかったかもしれません」
今回は“不幸中の幸い”だった田中。山口と子供たちのためにもダイエットに励んでみては――。
「女性自身」2021年2月9日号 掲載