「脳出血で倒れた清原翔さん(27)の回復状況が今回、初めて所属事務所より発表される2カ月以上前、成田さんには『清原さんが目を覚ました』といった連絡が定期的に伝えられたそうです。成田さんは家族のように清原さんのことを心配していましたから…」(成田の知人)
現在、朝の連続テレビ小説『おちょやん』で杉咲花(23)演じる千代の幼馴染みであり、後に運命の相手となる天海一平役を演じている成田凌(27)。成田と清原は2013年に男性ファッション誌『MEN’S NON-NO』でモデルデビューした同期であり親友。清原が出演予定だった昨夏のドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)では、昨年6月に病で倒れた清原の代役を急遽引き受けた間柄だ。
2月1日、清原の所属事務所は彼の病状についてこう発表した。
《清原は2020年6月12日に感染性心内膜炎による脳内出血を発症し、緊急手術を行いました。その後複数回の手術を経て、現在は体調も安定し、脳に関しても異常はないとの診断結果を受けております。また、現在復帰に向け、医師の指導を受けながらリハビリに専念しております。これまでファンの皆様ならびに関係者の皆様から励ましのお言葉、お手紙、千羽鶴などの贈り物をいただきまして誠にありがとうございます。清原も皆様のあたたかいお気持ちに大変深く感謝しております。復帰に向けてもうしばらくお時間をいただくかと存じますが、また皆様に元気な姿をお見せできるよう、今後も本人、ご家族と共に前向きに取り組んでまいりますので、どうかお待ちいただけますと幸いです》
感染性心内膜炎とは、溶血性連鎖球菌やブドウ球菌などの菌が、何らかの原因で血液中に侵入し、心臓内部に感染巣が形成される病気。その感染巣が血流に乗り、脳などの身体の別の部位に運ばれて、末梢血管を閉塞させる塞栓症状が現れることもあるという。原因菌が早急に発見され、適切な治療をすれば予後は良好だともいわれている。
前出・成田の知人はこう語る。
「成田さんは早いうちから清原さんのお見舞いに行くことを強く願っていたようですが、コロナ禍のうえ、『おちょやん』がNHK大阪局制作につき、大阪に滞在することが多く、なかなか実現できていないことをひどく残念がっています。2人が意気投合したのは、ただ単に同期だからという理由だけでなく、“芸能界入りを親に反対されていた”という共通項があるそうです。それゆえ、『役者として良い作品に出て、周囲から早く認めてもらいたい』という意識が強いのでしょう。清原さんが一昨年の朝ドラ『なつぞら』に出演が決まった際は、成田さんは実の兄弟のように喜んでいましたから…」
成田は昨年8月10日、自身のインスタグラムで「5年前の今日、清原に撮ってもらった写真」というコメントとともに、2枚の写真を投稿。原っぱで、赤いチェックのシャツを羽織った成田が映った静と動のカットで、右下に「15.8.10」と日付が入っている。
昨夏のドラマ『アンサング・シンデレラ』に代役出演する際、成田はこんなコメントを出している。
《唯一の同期として、友として、清原の回復を心から願っています。祈っています》
『おちょやん』で好演する成田の姿は、清原の励みにもなっているという。2月2日には清原は28歳の誕生日を迎える。今はただ、彼の回復を願うばかりだ――。