3月16日、佐藤健(31)が所属事務所から独立すると発表された。事務所によると「新時代に向かって新しいチャレンジをする為」として、神木隆之介(27)と共に4月1日から新会社に移籍するという。
新型コロナの影響で延期となっていた佐藤主演の映画『るろうに剣心』の新2部作は、ようやく今年4月23日と6月4日に公開が決定。新天地でのスタートとほぼ同時期に、封切りされることになる。
12年8月に初公開されて以来、14年公開の「京都大火編」「伝説の最期編」の2部作で主人公・緋村剣心を演じてきた佐藤。『仮面ライダー』シリーズを除いては初主演作であり、20代のほぼ全てを剣心と並走してきたことになる。
新作を製作するにあたって、大きな決め手となったのは佐藤の“年齢制限”だったという。大友啓史監督は「映画.com」のインタビューに、「健が30歳になるまえに製作しないと、もう二度とできない、と思ったんですよ」と語っている。
「新作の撮影が始まったのは19年。その間に佐藤さんは、30歳を迎えました。本作はアクションシーンを高度なグラフィック技術に頼らないなど、佐藤さんは撮影の度にハードな訓練を積んできました。
そんな佐藤さんが初めて剣心を演じたのは、20歳の頃。30代になった今では経験値も増え、トップスターに成長しました。大友監督もその変化を尊重し、作品に区切りをつけることで佐藤さんを“新たなステージ”へ送り出したかったのでしょう」(映画関係者)