■「やるなら頂点に立ちたい」
『るろうに剣心』シリーズはもとより、『天皇の料理番』(TBS系)や『半分、青い。』(NHK)、『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)といった数々の作品でも高い演技力が評価されてきた佐藤。30代に至るまでに、役者としてのプロ意識も向上していったという。
「役者になりたての頃は、『演じることが楽しい』という感覚だったそうです。ですが20代に入ってからは、『やるなら頂点に立ちたい』と自覚するように。佐藤さんは“結果を残せる役者”として、常に上のレベルを目指してきたのです。
そんな佐藤さんにとって、年齢は大きな指標だったようです。『半分、青い。』では高校生を演じたように、“20代で演じられる役は限られている”と考えていたといいます。できる限り作品を残そうと、29歳の時には『あと1年しかない』と焦りも感じていたそうです」(芸能関係者)
今回の独立にあたって、佐藤はどのようなビジョンを描いているのだろうか。
「佐藤さんは4年ほど前に、『若くて才能のあるクリエーターと出会いたい』と語っていました。独立することで、活動の自由度は高くなりそうです。作品のプロデュースといったことも、手掛けていくのではないでしょうか。また海外ドラマや映画への興味も語っていたので、今後の展開が楽しみになりそうです」(前出・芸能関係者)