■正志さんの部屋は中居にとっての“シェルター”
正志さんが住んでいたのは、中居が’03年に購入した、都内マンションの最上階にある30坪ほどの部屋だった。
「遺骨は中居家の墓のほか、父の部屋にも分骨しているそうです。父の愛用品の数々も、そのまま彼の部屋に残しているといいます。正志さんの死から6年が経過しましたが、中居さんは近しい人にいまだに『親父の部屋を処分する気はない』と話していると聞きました」(前出・テレビ局関係者)
終活カウンセラー協会代表理事・武藤頼胡さんは言う。
「故人の住まいや遺品をそのままにしておくことは、母子や夫婦の間で多いです。ただ、父親と息子というケースは少ないです」
親子関係カウンセラーの横山真香さんは、「お父さんは今もいる」という感覚なのだろうと推察する。
「ストレスの大きい生活を送る中居さんにとって、シェルターのような場所が必要ならば、それがまさにお父さまの部屋なのでしょう。素の自分に戻れる場所で、父を感じられる場所なのだと思います。七回忌を迎え、亡きお父さまと共存できている、いちばんいい状態を見つけたのかもしれません」
野球を愛した父の部屋は、中居がいつでも帰ってこれる“心のホームベース”なのだろう。
「女性自身」2021年4月20日号 掲載