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「古畑任三郎シリーズ」(フジテレビ系)や『パパはニュースキャスター』(’87年 TBS系)など、ドラマや映画で活躍した俳優の田村正和さんが4月3日に死去していたことが18日、明らかになった。77歳だった。

 

多くの芸能人が田村さんを悼むコメントを発表している。しかし、お笑い芸人で、田村正和さんが演じるキャラクター・古畑任三郎のモノマネ芸で知られるハリウッドザコシショウ(47)は未だ田村さんの死に触れていない。

 

ザコシショウは持ちネタの『古畑任三郎漫談』で、古畑任三郎が考えている際の様子を、眉間に手を当てて「ハンマーカンマー」と連呼することによって表現。全く共通点がないにも関わらず、“古畑任三郎=ハンマーカンマー”というイメージを定着させた。若い世代の間では「ハンマーカンマー」は知っていても、古畑任三郎は見たことがない、という人も多いようだ。

 

「じつは、ザコシショウは、ものすごくセルフプロデュースをする人。普段からツイッターに投稿する内容も、何も考えていないようで実はものすごく考えて書いているといいます。何を言ってもふざけているように受けとられるのが彼のキャラクターですから、田村さんの訃報に関するコメントを出すことには、かなり慎重になっているはずです」(芸能関係者)

 

ザコシ語っていた“古畑愛”モノマネがブレークきっかけに
画像を見る 94年スタートの『古畑任三郎』は10年以上続く人気作に

 

’18年に文春オンラインが行ったインタビューで、好きなドラマについて聞かれるとザコシショウは《田村正和さんの『古畑任三郎』はもう1回見たかった。ファイナルシーズン以降の1話だけでいいから。》とコメント。古畑のキャラクターについても《もうすべて分かっているのに、あえて「んんん~?」みたいなことを言うじゃないですか。あれがね、すごく好きなんですよね。》と熱弁を振るっている。

 

「ザコシショウが古畑任三郎のモノマネを始めたのは90年代から。それが『ハンマーカンマー』と言い始めたことによって、ここ10年ほどでブレークしたんです。大好きなキャラクターなうえに飛躍のきっかけになったのですから、古畑任三郎への思い入れは相当強いはず。同時に田村さんも大切な存在なのではないでしょうか」(同上)

 

ところで、もちろん古畑任三郎は「ハンマーカンマー」と発言したことは1度もない。なぜザコシショウはこのような言葉で、古畑のモノマネが可能だと思ったのだろうか? 同インタビューによると、「ハンマーカンマー」という言葉を産んだのは実はケンドーコバヤシ(48)。ザコシショウの大喜利へのリアクションに困り、悩んだ故・南方 英二さんが悩んだ時に発した音が「ハンマーカンマー」に聞こえる、とケンドーコバヤシが言い出したのだ。

 

その後、ザコシショウは古畑のモノマネをしようとした際に、“悩んでいる感じが足りない“という課題に直面。その解決策として、悩みを表す音である「ハンマーカンマー」と言いながら古畑のモノマネをすることを思いついたという。

 

そんなハンマーカンマーについて、SNS上では“封印”を心配する声も。

 

《ザコシさんにはこれからも【ハンマーカンマの古畑(誇張し過ぎた古畑)】は続けて欲しい》
《ハリウッドザコシショウの『ハンマーカンマ~』は封印とかしないで欲しいな》

 

ブレークのきっかけとなったネタだけに、ザコシショウの発言にも注目が集まっている。

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