■浮気性の中にある「寂しさ」
いわゆる恋愛体質という人の心の中を紐解いてみました。浮気する側を養護するわけではありませんが、彼らもある種、可哀想な人であると、筆者は思います。
恋愛体質が強すぎる人はそもそも生まれて初めて「愛」というものを実感するとされる幼少期に、不安定な愛情を受けて育ち、「満たされない」「寂しい」という感覚を心の中に大きく抱えているケースもあるからです。
例えば、普段から養育者である親の情緒が不安定だったとか、理由もわからず、親が家に居たり居なかったりしたとか。
他にも、普通の家庭環境だったとしても、言葉やスキンシップでの愛情のやり取りが十分なされないだけで、幼少期の子は寂しさを抱えてしまうといわれています。
こうした小さい頃から抱えた満たされない感覚が、後に人前で過剰にラブラブアピールしたり、手っ取り早く愛情を求めて浮気する癖につながっていくケースはあります。
有村さんや福原さんがどうだったかはわかりませんが、皆さんの周りの浮気性の人はどうでしょうか。
浮気の被害者は当然、された側のパートナーです。しかし浮気する心理を紐解くと、する側も可哀想な側面があるのかもしれません(だからといって、それを手放しに許しましょうと言いたいわけではありませんが)。
現在、有村さんはご家族のケアに向き合っているそうです。この向き合う時間が、夫婦の新たなパートナーシップの形成にプラスになること。そして新たなハイテンションアリコンとしての復活を、祈るばかりです。
(文:おおしまりえ)