引退コンサート終盤の百恵さん 画像を見る

繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”がーー。本誌が目撃した“スクープ”から特に反響の大きかったものを今一度お届けしたい。

 

1月末に放送された引退コンサートが異例の高視聴率を記録し、令和にも“百恵旋風”を巻き起こした山口百恵。今も語り継がれる80年10月5日の引退コンサートだが、舞台裏では驚きの事件が起こっていた。当時のスタッフが明かす、百恵が激怒した理由とはーー。(以下、2021年2月16日号掲載記事)

 

昨年10月にNHK BSプレミアムで放送されるやいなや反響が殺到し、1月30日にNHK総合で異例の再放送が行われた『伝説のコンサート“山口百恵1980・10・5 日本武道館”』。わずか7年半の活動で芸能界を引退した山口百恵だが、その“伝説”は今も決して色あせていない。

 

引退コンサートでは企画会議から携わったという百恵。なかでも、選曲には強いこだわりを見せていたという。当時、構成を担当した演出家の宮下康仁さんはこう明かす。

 

山口百恵「なんだと思ってるの!」引退直前の激怒【上半期ベストスクープ】
画像を見る 引退コンサートに法被を着て現れた当時の親衛隊員

 

「宇崎竜童さん(74)、阿木燿子さん(75)夫妻と初めてタッグを組んだ『横須賀ストーリー』ができたとき、百恵ちゃんが『宮さん、聞いて! 次、すごい歌ができたから』って言うんです。百恵ちゃんはそこから変わっていきましたね。引退コンサートで百恵ちゃんが『とにかく私はこの1曲が歌えればいいの』と言っていたのも、宇崎さん夫妻が提供した『曼珠沙華』でした」

 

その選曲を巡って、百恵ファンの間で噂されている“都市伝説”がある。往年のファンは言う。

 

「引退コンサートで百恵さんは、デビュー曲から最新曲まで網羅した全30曲を披露しました。でもその裏で、ベスト盤的な選曲を求めた総合演出のTBS・山田修爾プロデューサーに対して’80年発売のアルバム『メビウス・ゲーム』の曲目を中心に構成したかった百恵さんが猛反発していたそうなんです」

 

宮下さんは噂を「それは本当です」と認めたうえで、“開催危機”があったことまで明かしてくれた。

 

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出典元:

WEB女性自身

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