■演技力向上の陰にKis-My-Ft2への“グループ愛”
“クズ夫”役でファンや視聴者の意表を突いた北山だが、舞台での経験が演技力を高めてきたという。
「ドラマや映画に出演する以前から、『滝沢演舞城』など舞台での経験を積んできました。17年に主演を務めた『あんちゃん』では、共演のベンガルさん(69)や荻野目慶子さん(56)から『稽古で会うたびに、急スピードで成長している』と高評価でした。
19年に上演された『THE NETHER』では、歌舞伎俳優の中村梅雀さん(65)から日本語の発音を指導してもらったことも。北山さんは中村さんが読み上げるセリフをボイスレコーダーに録音し、発音練習に励んだそうです。北山さんが培ってきた演技力は、地上波ドラマに出演することで広く知れ渡りつつあるようです」(舞台関係者)
俳優として個人活動にも懸命に取り組んでいる北山だが、その根底にはKis-My-Ft2への“グループ愛”があるようだ。19年2月に公開された映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』では、映画初主演に抜擢された北山。その際、インタビューで次のようにコメントしていた。
《どんなことでも、グループに還元するためにやっているという意識でいます。グループを大きくするためには、どうしたらいいんだろうって。キスマイありきです》(クランクイン!・19年2月15日付)
8月10日にデビュー10周年を迎えるKis-My-Ft2。最年長の北山が俳優として躍進する陰には、グループの繁栄を願う気持ちが秘められているのだろう。