あふれんばかりの、初々しい笑顔。この写真は、三浦春馬さん(享年30)が初めて主人公を務めた’02年の映画『森の学校』で、初恋の女のコと遊んでいるシーンの1コマ。
『森の学校』は、霊長類学の世界的権威である河合雅雄氏の著書『少年動物誌』が原作で、昭和10年ごろの丹波篠山が舞台となっている。大自然の中で家族や仲間、動物たちと触れ合い、命の大切さを感じながら成長する物語だ。
「春馬くんが全身で表現しているのを、大きなスクリーンで体感してほしい」とDVD化されておらず、劇場でしか見られない“幻の映画”と呼ばれている。
『森の学校』がこのほど新潟の映画館で上映されると、ふたたび話題に。監督の西垣吉春さんは当時をこう振り返る。
「春馬くんの演技は素晴らしかったし、周りの子役たちの頑張りが彼をより引き立てています。田んぼの中に入って泥んこになり、『こんなふうに遊んだのは初めて』と喜んでいました」
そんな『森の学校』が、8月20日から2週間、東京・日本橋と大阪・梅田のTOHOシネマズにて上映予定。茨城・土浦セントラルでは無期限上映中だ。
13歳の生き生きとした三浦さんの姿が、スクリーンを通してよみがえるーー。