■絶大な中国人気で年収10億円の可能性も…
福原が台湾の人々からの批判を気にしないのは、なぜなのか。中国の国内事情に詳しいルポライターの安田峰俊さんは、こう解説する。
「福原さんは幼いころから中国に行っていたので、中国語はネイティブ並み。しかも、中国の東北地方のなまりがあって、ルックスと相まってか、昔から非常に親しみを持たれています。中国人からは“小愛(シャオアイ)”と呼ばれ、いまでも絶大な人気を誇っています。
中国版ツイッターと呼ばれる『Weibo(ウェイボー)』にも彼女のアカウントがありますが、フォロワー数は現在550万人を超えています。
福原さんの不倫疑惑は中国でも報じられ、『Weibo』にも2万件以上のコメントが付きましたが、大多数が彼女を激励する内容でした。結婚やスキャンダルの後も、中国での人気が衰えないのです」
本誌は8月3日発売号で、“五輪解説ギャラは1日100万円”と報じている。だが、もし福原が中国で同じように出演した場合、ギャラは比べものにならないほどの金額になるという。香港在住のジャーナリスト・初田宗久さんはこう語る。
「中国では、CMなどの広告やイベント出演料の単価が、日本よりもはるかに高額です。ギャラが1日100万円と報じた『女性自身』の記事を引用して、『中国人からすると安い。福原が中国で同じ仕事をするなら、3千550万円になるだろう』とまで報じられています。
中国での人気の高さを考えれば、番組やイベントへの出演、商品のイメージキャラクターなどに引っ張りだこでしょう。1年間に10億円近くを稼ぎ出すことも十分可能なはずです」
中国本土で“年収10億円タレント”に転身して、台湾の人々を見返す――。では、このシナリオの現実味はどれほどなのか。現に福原は「看看新聞」のインタビューで、今後の中国での活動について“匂わせて”いる。
「福原さんは、『これからは日中友好のための事業をやっていきたい』『北京冬季五輪を見に行きたい』という旨の発言をしています。
中国で非常に人気があった元セクシー女優の蒼井そらさん(37)は、中国に自宅を持ち、日本と行き来して活動していました。中国での仕事が日本より増えれば、福原さんも同じように活動できるはずです。
コロナ禍の状況次第ですが、中国に移住しても、お子さんたちのいる台湾との往来は、日本人ならノービザで可能です。でもひとつ気になったのは、『看看新聞』のインタビューで、お子さんの詳しい近況は触れていなかったことですね」(前出・初田さん)
台湾に残った子供と元夫については、寂しい近況も聞こえてくる。
「台湾では、『実家に戻った江が親族と一緒に子供を育てているが、経済的支柱だった福原が離れたいま、余裕がなく生活が苦しいようだ』と報じられています」(前出・スポーツ紙記者)
愛ちゃんの“当てつけ中国移住”が現実になれば、家族の隔たりは、台湾海峡を挟んだ中台関係よりも、大きくなるのかもしれない。