9月下旬のある日の午後8時。東京・羽田空港の国際線到着口から、一人の男性が出てきた。白いパーカにサングラス姿。芸能人オーラ全開で現れたのは、新田真剣佑(24)だった。
真剣佑は迎えに来た友人や関係者と談笑しながら、一般の利用客とは違う出入り口から空港を後にしたのだった。
「ハリウッド映画『聖闘士星矢』出演など本格的にアメリカ進出した真剣佑さんですが、帰国時期は10月上旬を予定していたはずです」(スポーツ紙記者)
8月19日に亡くなった千葉真一さん(享年82、本名・前田禎穂)。長男の真剣佑は、予定を前倒しして日本に帰ってきたようだ。
「千葉さんが亡くなったときにアメリカにいた真剣佑さんは、まだ遺骨に手を合わせていません。異母姉にあたる真瀬樹里さん(46)や弟の眞栄田郷敦さん(21)は亡くなってすぐに対面しましたが、真剣佑さんだけがまだ千葉さんと会えていないのです。
また、帰国後2週間の自主隔離のため、四十九日法要にも参列できないのです」(千葉さんの知人)
千葉さんの四十九日法要を行わなければならない時期は、亡くなった日から計算すると、10月上旬。だが、遺族や関係者の間である騒動が起こっていた――。
「千葉さんの四十九日法要が、2回も行われるそうなんです」
こう話すのは、千葉さんの仕事仲間だった映画関係者だ。
「千葉さんの葬儀で位牌を抱えていたOさんという70代の女性がいます。彼女は、千葉さんや真剣佑さん、郷敦さんを長年公私にわたって支援してきました。
じつは、Oさんが発起する形で、“さよなら会”と称して、10月6日に実質的な四十九日法要が都内のお寺で行われることになったのです。参加者は、主に千葉さんと縁があった仕事の関係者です。ただ、千葉さんの遺骨は真瀬さんのもとにあるので、その日は遺骨なしでの法要になるそうです」(前出・映画関係者)