■共通する“鉄の掟”とは
いっぽうの真剣佑のサロン。ホームページで本人は、
《通うのが楽しくなるような、実感できる『綺麗な素肌』を皆様に提供できたら、こんなにしいことはありません》
と熱く語っている。
「真剣佑さんの美意識は相当なものです。過去に『撮影に入ると、歯を白く保つために水しか飲まないときもあります』とテレビ番組で発言したことがあるほどストイック。脱毛サロンを開業したのは、自身がもともと脱毛していて、『とても快適だから、周りにもよさを伝えたい』との気持ちが大きくなったからだそうです」(前出・映像制作関係者)
サロンの内観は清潔で、スタッフは受付周りだけでも5人ほどおり、挨拶をするとすぐに検温とアルコール消毒。手厚いうえに、手際がいい。
契約メニューの説明はシンプル。サービスが充実しており、シェービングは基本無料。施術30分前までのキャンセルも無料だとか。
そしてアメリカ・ロサンゼルス生まれの真剣佑だけに、サロンもLA流を取り入れているという。
「お店のウリであるワックス脱毛と機械での脱毛の組み合わせは、真剣佑さんの強いこだわりだそうです。アメリカでは体毛をワックスで脱毛するのが主流。お店では日本で主流な機械での脱毛も組み合わせて、『アメリカと日本の“いいとこ取り”をして、奇麗になってほしい』という彼の思いが込められています」(前出・美容関係者)
手越のサロンと同じく高品質な真剣佑のサロン。しかし客層は異なるという。
「真剣佑さんは手越さんと比べてファン層が若いため、サロンユーザーの大部分が30代以下。10代の学生が利用することもあるといいます。低価格な全身脱毛プランでもトータルで10万円前後かかりますが、『大好きな真剣佑のサロンで脱毛したい』という願いをかなえるために、ご両親が卒業祝いなどで、プレゼントするケースもあるそうですよ」(前出・美容関係者)
実は両店には“鉄の掟”があるという。
「それは『プロデューサーのファンは店員になれない』というものです。“顧客第一主義”を徹底しているのです」(前出・美容関係者)
記者が体験した感想としては、写真でファンをお出迎えするなど“お客さんを楽しませてもくれる”手越と、契約メニューがわかりやすく細かい配慮が行き届いている真剣佑で両者甲乙つけがたかった。毛ならぬ、息の抜けない戦いは続きそうだ。