■ステージを創り続ける理由
第1子の出産時期と報じられている’19年11月、本誌は西麻布にある高級エステ店に通う浜崎をキャッチしている。臨月を迎えていたためか、ゆったりとした服に身を包み、おなかをいたわるように歩く姿が印象的だった。
「このエステ店では出産1カ月前まで受けられる妊婦向けの特別コースがあり、早期の仕事復帰を目指して出産後も通う妊婦さんも多いと聞きます」(美容ジャーナリスト)
前出の音楽関係者は語る。
「浜崎さんは出産に控えて、膀胱や子宮を支える骨盤底筋の維持に何より気を使っていたと聞いています。また出産直後のカウントダウンライブでは、医師や助産師が24時間態勢でサポートしていたといいます。
ただ、そういったサポートがあってこそ実現したステージだとして、浜崎さんは《女性が産後すぐに動けるという事の証明では決してありません》と説明していました。“平成の歌姫”と称される浜崎さんですが、『そんな肩書きはいらない』と言うほどステージ活動に熱意を注いでいます。たとえ妊娠・出産をしたとしても、立ち止まりたくなかったのではないでしょうか」
昨年は新型コロナによる影響で、ツアーが1会場を除きすべて中止となったこともあった浜崎。今年6月に実施したファンクラブ会員限定の有観客ライブは、彼女にとって491日ぶりの“リベンジ”となった。終了後、浜崎は「ステージを創り続ける理由」としてインスタグラムに次のように綴っていた。
《ただひとつ、もしも叶うなら、誰かにとっての、何かにとっての、暗闇を照らすほんの少しの光になれたら。それに尽きます》
’98年にデビューして以来、“The Show Must Go on”の精神でツアーやライブを休みなく敢行してきた浜崎。今はただ、心身を癒すことに専念できるよう祈るばかりだ。