■薬丸裕英も…コロナ禍で患者が増加中
今年9月にも薬丸裕英(55)が帯状疱疹を発症したと明かしていたが、昨今のコロナ禍により帯状疱疹の患者は増加しているという。前出の松尾院長が続ける。
「発症が増えているデータがあるのは事実です。理由として考えられるのは感染予防のために人との接触が減ったことで、ウイルスに対する免疫活性化の機会が減少したこと。また、コロナ禍のストレス増大により免疫のバランスが崩れやすくなったことも影響していると思います」
高齢者には重症化の恐れもある帯状疱疹。どう予防すればよいのだろうか。
「ストレスなく睡眠をよくとって健康的な生活を送れればいいのですが、現実的には免疫の維持は難しいので、いちばん確実なのは帯状疱疹のワクチンを打つことです。ワクチンは2種類あり、1つは1回打つだけでいいもの。これは5割ほどの効果があります。もう1つは2回打つタイプ。こちらは90%以上、防げます。8〜10年くらい効果が続きます」(前出・松尾院長)
実際に帯状疱疹のワクチンを打つ人は明らかに増えてきたという。
「神経障害性疼痛だと普通の痛み止めは効かないので、専用の薬を内服して治療します。 しかし、年単位で痛みが続くのはかなりQOL(生活の質)が損なわれるので、ワクチン接種のメリットは大きいです。特に免疫不全やがん患者、50歳を超えた人はワクチンを打ったほうがいいと私は思います」(前出・松尾院長)
帯状疱疹闘病に加え、役作りに苦心して5キロもやせた浅丘。いまの体調は大丈夫なのだろうか。映像関係者は言う。
「もともと浅丘さんはデビュー前から少食で体重はずっと30キロ台。ブランチと夕食の1日2食でご飯はほとんど食べず、小皿にメインとおかず2〜3皿を並べて少しずつ食べているそうです。『24歳のときがいちばん太っていて42キロだったの』と笑顔で話していたこともありました。
撮影が終わった今は、体調もだいぶ回復してきたそうです。長年の趣味であるアクセサリー作りもストレス解消になっているようで、仕事の現場でもよく共演者やスタッフにプレゼントしています」
浅丘のように80歳までには3人に1人はかかるといわれている帯状疱疹。50代からはワクチン接種も選択肢に、まずは免疫力をつけて重症化しないよう用心する必要がありそうだ——。