2021年ユーキャン新語・流行語大賞でトップ10入りを果たした「ジェンダー平等」。
しかし、そのノミネートとは裏腹に、徳光和夫の「AKBの1人や2人妊娠させられる」や、森喜朗 元東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会会長の「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」など、“セクハラ発言”の多い1年だったのではないだろうか。
そこで女性自身では、2021年の”ドン引き”した「セクハラ発言」についてのアンケートを実施。結果は以下のようになった。(回答数:男女約170人・期間:2021年12月3日~12月9日)
1位:徳光和夫「AKBの1人や2人妊娠させられる」47.9%
2位:森喜朗「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」15.6%
3位:竹下亘氏(元自民党衆議院議員)「セクハラと言われたらかわいそう。セクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界である 10.8%
合わせて、2020年までのドン引き”した「セクハラ発言」についてのアンケートも実施。
ランキングを作成した。男女約170人から回答を得た結果は、以下の通りだった。
【過去の「セクハラ発言」で最も”ドン引き”したものは?】(回答2021年12月3日~12月9日・WEBアンケート、人物の肩書は当時のもの)
1位:ラサール石井
「浅田真央ちゃんは早く彼氏を作るべき。エッチしなきゃミキティやキムヨナには勝てないよ。棒っ切れが滑ってるみたい。女になって表現力を身に付けて欲しい。オリンピックまでにガッツリとことん! これは大事」(2011年5月11日)46.1%
2位:麻生太郎副総理(自民党)
「子供を産まなかった方が問題なんだから」(2019年2月3日)25.7%
3位:杉田水脈衆院議員(自民党)
「女性はいくらでもウソをつける」(2020年5月8日)7.2%
4位:麻生太郎副総理(自民党)
「セクハラ罪っていう罪はない」「殺人とか強(制)わい(せつ)とは違う」(2018年5月8日)5.4%
4位:加藤寛治衆院議員(自民党)
「必ず3人以上の子どもを産み育てていただきたい」(2018年5月10日)5.4%
6位:山東昭子参院議員(自民党)
「子どもを4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」(2017年11月21日)4.2%
半数近くの票を獲得して1位となったのは、ラサール石井(66)の「浅田真央ちゃんは早く彼氏を作るべき。エッチしなきゃミキティやキムヨナには勝てないよ。棒っ切れが滑ってるみたい。女になって表現力を身に付けて欲しい。オリンピックまでにガッツリとことん! これは大事」発言だ。
2011年4月、ロシア・モスクワで行われたフィギュスケート世界選手権に出場した浅田真央(31)は、自己最低順位の6位で終わった。これに対してラサール石井は、自身のTwitterにて「ちょっと暴言吐きます」と前置きした上で投稿し、大炎上したものだ。
この発言に対し、ネットでは以下のようなコメントが寄せられた。
「正直、セクハラの域を超えアスリートや本人に対する侮辱としてか思えない」(20代女性・パート)
「ただただ気持ちが悪い!冗談だとしても笑えない」(20代男性・会社員)
「下品極まりない」(50代女性・医療関係者)
「浅田真央ちゃんの当時の年齢で、その発言を公共の場でされたら、かなり精神的にキツいと思いました。何様なんでしょうかね?」(20代女性・専業主婦)