■生死を彷徨った友人の闘病、コロナ禍が結婚の決断を後押し
’18年末、藤原は『新世界』という曲を発表している。
「藤原さんの結婚報告の際、ファンの間からは、恋人と生きる喜びを高らかに歌い上げたこの曲が“プロポーズ曲?”と話題になりました」(前出・スポーツ紙記者)
翌年の夏、藤原にとって非常にショックな出来事もあった。
《ツアー序盤に大切な友達が倒れて、生死がわからないような状態までいってしまって、結論からいうとその友達は回復して、本当に良かったんですけど……(中略)。人は状況によって、それぞれに命がけでやっていることも続けられるかどうかわからなくなってしまうんだと思ったんですよね》(『Cut』’21年1月号)
前出の音楽関係者は言う。
「心身とも不安定ななかで、このコロナ禍が襲ってきました。藤原さんはファンとの交流の場であるライブが難しくなったアーティストの現状をひどく憂いていました。どんなときも藤原さんをずっと支え続けてきた亀井さんの存在は大きかったと思います」
昨年8月、ついに2人は結婚。藤原はこんなコメントを発表した。
《かけがえのない大切な人と一緒に、一日一日を精一杯生きていきたいと思います。皆様の支えあって、今日の私があります。感謝の気持ちは音符に込め、これからも全力で音楽活動を続けていく所存です》
藤原は今後も音楽を通じ、数多くのファンへ“七色の景色”を見せてくれることだろう――。