「櫻井さんは東京五輪が閉会してからわずか半年と、時間がないなかで取材の準備を進めています。競技のVTRを何度も見ながら、資料を作り準備しているみたいですよ」(テレビ局関係者)
2月4日から開幕する北京五輪で、日本テレビのスペシャルキャスターを務める櫻井翔(40)。’08年の夏季北京オリンピックから日本テレビやNHKで、キャスターとして夏冬8大会連続で携わることとなる。
すっかりおなじみとなったキャスター・櫻井だが、そのきっかけを前出・テレビ局関係者は語る。
「20年ほど前に顔見知りのアナウンサーが独占取材する姿をテレビで見て興味を持ち、事務所に『僕もキャスターのような仕事をできませんか?』と直談判。その数年後に実現したそうです」
櫻井が自ら望んだキャスター業。’06年に『news zero』(日本テレビ系)の月曜担当キャスターに就任して以降、さまざまな経験を積んできた。
「櫻井さんは『news zero』の選挙特番に毎回出演しています。’19年には政治家の小泉進次郎氏(40)と対談。’21年には同番組で東日本大震災の被災地に10年間続けて赴き、取材してきた思いをつづった1万字にわたる長編ドキュメントを雑誌『Newsweek 日本版』で発表しました」(テレビ局関係者)
そんな櫻井に日本テレビ内では、ある構想が浮上していると制作関係者は明かす。
「先日、桝太一アナウンサー(40)の3月末での退社が発表されました。桝アナは’11年から’21年まで『ZIP!』(日本テレビ系)で総合司会を務めていた日テレを代表するアナウンサーです。桝アナの前にも羽鳥慎一アナ(50)が、40歳のときに退社。
現在、日本テレビのベテランで全国的な知名度があるアナウンサーは『news every.』(日本テレビ系)でメーンキャスターを務める藤井貴彦アナ(50)くらいです。そこで桝アナと同い年で、幅広いジャンルで報道を経験してきた櫻井さんに白羽の矢が……。長年積み上げた実績があり、日テレからの信頼は厚いですからね」
櫻井がキャスターに本腰を入れられる状況も整いつつあるという。
「アイドルや俳優としても大人気の櫻井さんは、これまでキャスター業に専念できる環境にはありませんでした。ですが、嵐が活動休止中のいまは以前よりキャスターに割ける時間が増えています。日テレ側も、今後は『news zero』に出演する曜日を増やしたい意向だと聞いています。
櫻井さんが熱望している現場での取材活動も積極的に展開していくことを早急に検討中だそうです」(前出・制作関係者)
日テレの“看板キャスター”としても、嵐を巻き起こすことになるかもーー。