《ずっと沙也加さんの歌を聴き続けます》
《沙也加ちゃん、2月になったね。寒いけど、頑張るね!》
《さやちゃん、もう旅立っちゃったのね…信じられないよ。無事に着いていますように》
インスタグラムのコメント欄に寄せられたあたたかい言葉の数々。これらのコメントが寄せられたのは神田沙也加さん(享年35)が昨年11月18日に投稿したもの。生前、最後の投稿だ。
「沙也加さんの訃報が報じられた12月18日以降、インスタのコメント欄にはその死を悼むコメントが連日投稿されました。クリスマスイブの前後には1,800件ほどでしたが、その後も追悼コメントが続き、今では2,600件を超えています」(スポーツ紙記者)
日本中が悲しみに包まれた沙也加さんの早すぎる死。2月4日に四十九日を迎え、冒頭のように気丈なコメントをするファンもいるなか、最もそばで沙也加さんを見てきた“家族”たちもまた少しずつ前を向き始めていたーー。
2月3日、スポーツ報知が1月30日に沙也加さんの両親である松田聖子(59)と神田正輝(71)をはじめ、聖子の実母である一子さん(89)ら親族約10人で四十九日法要を行ったと報じている。
12月21日に札幌市内で沙也加さんの葬儀を行ったあと、聖子とともに骨箱を抱きながら報道陣の前に姿を見せ、取材に応じた神田。そこでは涙を浮かべていたが、帰京後は人一倍気丈に振る舞っていた。
「沙也加の死後も神田さんは司会を務めるレギュラー番組『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日・ABCテレビ系)を一度も欠席していません。生放送だけに撮り直しもできませんから、沙也加さんが亡くなって初めての12月25日放送回に欠席するという選択肢もあったそうですが、神田さんは選ばなかった。さらに『今日は守られているような雰囲気がするな。ありがとうございます。僕は元気ですよ!』と力強く宣言。視聴者だけでなく、自分のことを心配してくれるスタッフや共演者に対しての神田さんなりの気遣いだったのでしょう。
3月に大阪で予定している『旅サラダ』の番組イベントにも神田さんは出席する予定ですし、俳優業についてもこれまで通り取り組んでいく意向だと聞いています」(テレビ局関係者)
かつての家族だった元夫も沙也加さんの“意志”を受け継いでいる。17年4月から19年12月までの約2年8カ月にわたって沙也加さんと結婚生活を送った俳優の村田充(44)は、沙也加さんが飼っていた愛犬のブルーザーくんを、12月23日にTwitterで『安心してください。大切に育てます』と引き取ることを宣言。その後、定期的にSNSでブルーザーくんの写真をアップし、ともに生活している様子を沙也加さんのファンに伝えている。
沙也加さんの死後、悲しみに暮れながらも人前では気丈な姿を見せる神田と村田。いっぽう、母の聖子は葬儀後、一切人前に姿を見せていなかった。
「聖子さんは沙也加さんの死後に予定していたディナーショーをすべて中止し、大晦日の『第72回NHK紅白歌合戦』も出演キャンセル。3月に還暦を迎えるので、本来なら大規模なツアーやイベントも予定していたそうですが、それも一旦すべて白紙に戻したそうです。具体的な復帰時期はまだ決まっていませんが、音楽活動を再開するのは早くても夏ごろと見られています」(音楽関係者)
そんななか本誌は四十九日法要の数日前、聖子の姿を目撃している。1月下旬の夕暮れ時、都内の閑静な住宅街に現れた聖子は、洋館を思わせる建物へ。隠れ家的なレストランでの食事会かと思いきや、聖子が訪れたのは“顧客に寄り添う”美容室だった。
「聖子さんが訪れたのは、顧客とじっくり向き合うことをコンセプトに掲げた完全予約制のサロンです。営業日や時間もすべて顧客都合にあわせ、施術中に他の客を入れることなくカリスマ美容師が一対一で対応します。芸能人やセレブにも非常にファンが多いです」(美容ジャーナリスト)
2時間ほどじっくり施術を受け、帰路についた聖子。まだ今後の活動について発表はないが、聖子の歌声が日本中に届く日を心待ちにしたいーー。