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大寒にしては珍しい暖かさの日曜の午前9時過ぎ。静寂に包まれた大きな寺院の前でむのは神田正輝(71)。神田は静かに本堂へ入っていく。

 

それから約30分後、寺院の前にワゴン車が停車する。中から現れたのは、松田聖子(59)だ。聖子に続いて、実母の一子さん(89)や大学病院の教授で夫のK氏も姿を見せる。聖子はうつむきつつも、落ち着いた足取りで寺へ向かっていった――。

 

《2022年1月30日に神田の四十九日法要を営みました。深い悲しみの中、共に歩んできた日々を振り返り、神田をどこまで理解できていたのかと自問自答を繰り返し、喪に服して参りました》

 

神田沙也加さん(享年35)の四十九日にあたる2月4日の翌日、HPでこう報告したのは、沙也加さんの所属事務所。コメントの主は、所属事務所の社長で、聖子の実の兄でもある蒲池光久氏だ。

 

あわせて光久氏は、沙也加さんの両親である聖子と神田の“静かにしのびたい”という意向を尊重し、「お別れの会」は行わず、沙也加さんに追悼メッセージを寄せることができる専用ページを準備したことも報告していた。『スポーツ報知』の報道によると、法要には神田と聖子を含めて約10人の親族が参加したという。

 

親族だけでしめやかに沙也加さんを見送ったA寺は地元でも評判の名刹だった。

 

「鎌倉時代に建立され、約800年の歴史を持ち、地域では最大規模の寺です。保育園や介護事業も運営しており、地域活動にも積極的です」(地元住民)

 

福岡県柳川市の菩提寺で実父の葬儀を行ったという聖子と、東京都新宿区の寺に実母の旭輝子さん(享年77)が眠っている神田。

 

しかし、聖子と神田ともにA寺と直接の関わりはない。実は、聖子が’12年に再々婚したK氏一族の菩提寺なのだ。同寺の関係者は言う。

 

「A寺にはKさん一族が眠る墓があります。’14年にKさんのお父様が亡くなった際は、A寺内に新しい墓も建てています」

 

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