■夫の店でけなげに小池が手伝う姿も…
坂田氏は小池に、過酷な減量トレーニングを課していたこともあったという。
「グラビアの仕事をしていたころ、小池さんは太りやすい体質に悩んでいました。坂田さんと結婚してからは、夫婦一緒にジムに行くようになったのです。
トレーニングする小池さんを、『もう5回 あと10回!』という具合で、坂田さんはどんどん追い込むんです。はじめはそんなシゴキに悲鳴を上げていた小池さんも、いまでは体を動かすことが嫌いじゃなくなったそうですよ」(スポーツ紙ベテラン記者)
夫のスパルタぶりを受け入れられるのは、愛ゆえなのかーー。
「坂田さんは現役時代から、プロレスファンの間でもイケメンとの呼び声が高かった。小池さんも、なんでこんな男と……と思ったことは何度もあるとか。でも、顔を見ると好きだから、結局いやなことがあっても許しちゃうそうです」(演劇関係者)
かつて坂田氏が手がけていた飲食店で、小池がけなげに支える姿もよく見られていたという。
「現在はすべて閉店しましたが、結婚前から坂田さんは飲食店をいくつか手がけていました。営業していた当時、小池さんがお店に立って手伝う姿をよくお見かけしましたね」(芸能プロ関係者)
出会ってからずっと坂田氏の後ろをついていった小池だが、交際3年目のころに“別れ”がよぎったこともあったと、結婚翌年のインタビューで明かしている。
《その時期を乗り越えた頃から、お互いに信頼が深まりました。(中略)出会って、スパルタな“坂田塾”に入門し、結婚と同時に卒業した感じ》(『婦人公論』2008年8月7日号)
だが卒業と思いきや、“スパルタ塾”はずっと続いていたのだ。
3月上旬、東京都内の皮膚科クリニックの前で、本誌記者が見かけた夫妻の様子にも、“愛”が見て取れた。クリニックの外で、ゴルフのスイングをまねしたり、知人たちと談笑している坂田氏。
そして、40分ほどして小池がクリニックから出てきたとき、迎えの車の後部座席に先に乗り込んだのは坂田氏だった。しかし、妻が診察を受ける間、彼は外でずっと待っていたのだーー。
「結婚から14年がたち、小池さんが一方的に尽くすばかりの関係ではなくなっています。坂田さんは一応社長なのに、小池さんの現場には必ず同行し、台本もしっかりチェックされているそうです。
小池さんは、北条政子をずっと演じたかったそうですよ。1979年の『草燃える』で政子を演じた岩下志麻さんを見て研究したと聞いています。坂田さんを立てつつ、肝心なところは自分が切り盛りするというところに、自分と政子を重ね合わせているのかもしれません」(前出・演劇関係者)
夫の死後、鎌倉幕府に君臨した希代の“猛妻”、北条政子。ドSな夫とともに、小池は新たな“尼将軍”像を作り出せるかーー。