回を追うごとにパワーゲームの熾烈さが増し、放送後にはSNSで話題沸騰のNHK大河『鎌倉殿の13人』。4月24日放送回では菅田将暉(29)演じる源義経の怪演が話題を呼んだことも記憶に新しい。
前半のクライマックスとなる5月8日放送回の「壇ノ浦の戦い」も目前に迫る今、読めば100倍楽しめる現場秘話を一挙公開!
【1】『新選組!』キャストが再集結
SNSで「神回!」と話題を呼んだ4月17日放送回の立役者が、佐藤浩市演じる上総広常。
広常の壮絶な最期を鬼気迫る熱演で表現した佐藤だが、かつての“仲間”たちとの再会が原動力になったようだ。
「佐藤さんは、三谷幸喜さんが脚本を務めた’04年放送の大河『新選組!』にも出演しているのですが、『鎌倉殿』には鈴木京香さんや中村獅童さんといった当時のキャストが多数出演しています。
『新選組!』の出演者は放送後も定期的に食事会を開くほど仲がよく、その中心で音頭をとっている山本耕史さんも『鎌倉殿』に出演しています。佐藤さんをはじめ“三谷組”の人たちは、当時の思い出話に花を咲かせつつ、再会の喜びをかみ締めながら撮影に臨んでいたといいます」(NHK関係者)
【2】猿之助は私生活でも“怪僧”
打倒平家を説いて回り、物語をかき乱す怪演を見せているのが謎の僧・文覚。演じる市川猿之助(46)は、私生活でも“怪僧”になりきっているという。
「昨年、バラエティ番組でロシアの超能力者が開発した“地縛霊が成仏するランプ”を35万円で購入したことを明かすなど、猿之助さんはスピリチュアル好き。最近もSNSで“神様とシンクロできる方法”が書かれた書籍をおすすめしていました。
猿之助さんはもともと信心深い性格。仏教の知識も豊富で『歌舞伎役者になっていなかったら、出家して僧侶になっていた』と語っていたこともあるそうです。それだけに怪僧役のオファーが来た際は、“自分にぴったり!”と喜んでいたそうです」(前出・NHK関係者)
出演者たちの多様な人間性が『鎌倉殿』の魅力の幅を広げていたーー。