■収入について知らず、約30年間お小遣い制
一方でお小遣いの額が徐々にアップしているのは、タレントの野々村真(57)だ。今年の4月、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際、現在のお小遣いを3万円と言い、「いちばん最初は3千円からスタートした」と、10倍に増額していると発言した。
同じように結婚直後から、お小遣い制だと本誌の取材に対して語るのは赤井英和(62)。
「ドラマの出演料や、コマーシャルのギャラなど家庭の収入に関して何も知らず、結婚当初から約30年近くお小遣い制です」金額は「ヒミツ」と教えてくれなかったが、お金が足りなくなった場合はどうするのだろうか。
「近所に大きな老人ホームがあるので、そこの落ち葉を掃除してアピールしています。その結果、プラスアルファのお小遣いがもらえたりするので……。お小遣いを使うことといえば、パチンコ行くか仲間と宴会したりすることぐらいなので、まとまったお金が必要になることはありません」
赤井と同じように元スポーツ選手や、現役選手であっても、お小遣い制が敷かれている事例が。
北海道日本ハムファイターズに所属している金子千尋投手(38)は、’18年1月13日に、『ジョブチューン☆新年恒例!プロ野球オールスターぶっちゃけ祭!☆』(TBS系)に出演した際、当時の推定年俸は5億円ながら、
「僕は小遣い制なので月に20万円と決まっている。使うのはそれ以内」と断言し、お小遣い制の理由は、「子供が3人いるので、将来のために。欲しいものがあるときは、奥さんに相談したり、月々ためて買います」
と明かし、堅実な姿勢を見せていた。
サッカー界にもお小遣い制の家庭があると、スポーツ紙記者は言う。
「昨年引退した元日本代表の大久保嘉人選手(39)も、お小遣い制だったそうです。大久保選手の全盛期の推定年俸は1億円超え。1試合の勝利給だけで50万円はくだらないなか、お小遣いは月3万円でした。どうしても足りないときは交渉して、追加でもらうみたいですよ」
いっぽうで、収入とお小遣いの額が、相関関係にあるのは俳優の沢村一樹(54)だ。
「お金を管理しているのは、奥さんだと聞いています。税込み収入の1割をお小遣いとして受け取り、クレジットカードの明細も全てチェックしてもらうのだとか。沢村さん自身は、家のお金を管理してもらったほうが、楽だと言っていましたね」(芸能関係者)
お小遣いの金額が、極少額な有名人は元AKB48の実業家・川崎希(34)の夫でモデルのアレクサンダー(39)。’16年8月に自身のブログで、《今は月のお小遣い1000円なり エッヘン!!》と投稿していた。自らを“一流のヒモ”と称し、自宅の家事の9割をこなすアレクだが、その後も状況は変わっていないようで、’20年8月にも、自身のブログで、《最近去年の悪さがばれてのんちゃんにお小遣いもらえないからねウーバーイーツでちょくちょくバイトしてんだな》と“副業”を告白していた。
ほかにもお小遣い制の家庭は多数あると前出の芸能関係者は言う。
「俳優の梅沢富美男さん(71)も、お小遣い制で、『仕事が増えたから』と言って毎日のように奥さんに値上げ交渉をすると聞いています。俳優の八嶋智人さん(51)は、家のお財布は全て奥さんに握られており、現金のお小遣いはなく、そのつどクレジットカードなどで支払いし、管理されているみたいですよ」
お小遣い制は夫にもメリットが。前出の赤井は、こう明かす。
「昔からお金にルーズなところがある私が、お金の心配を全くしないでいいことです。奥さんに任せっきりなもんで。心配することは何もありません」
昨今の値上げラッシュとは家族一丸となって闘いたいーー。