■山下達郎はサブスクを「死ぬまでやらない」
収益を目的としたプラットフォームの仕様変更に対して、毅然と反旗を翻した所。同じような姿勢を見せたアーティストがもう一人いた。ミュージシャンの山下達郎(69)だ。
山下といえば、これまで1度もSpotifyなどのサブスクリプション(以下、サブスク)サービスで楽曲を解禁してこなかった。同様に、YouTubeにも公式チャンネルを開設していない。
6月11日配信の「Yahoo!ニュースオリジナル」の記事によると、山下はサブスクについて《恐らく死ぬまでやらない》と宣言。そしてその理由を、次のように語っている。
《表現に携わっていない人間が自由に曲をばらまいて、そのもうけを取ってるんだもの。それはマーケットとしての勝利で、音楽的な勝利と関係ない。本来、音楽はそういうことを考えないで作らなきゃいけないのに》
いまや、YouTubeやサブスクといった配信サービスが浸透している。だがその一方で、表現者の意図とかけ離れたプラットフォーム側の利益追求のあり方に問題提起をした所と山下。そんな2人を重ねて見る人もいるようで、様々な反響が上がっている。
《サブスクに媚びない山下達郎にしてもYouTubeに屈しない所ジョージにしても、供給インフラに振り回されない、自身のコンテンツへのポリシーがしっかりしてる》
《所さんらしい。山下達郎と同じ風が吹いている》
《山下達郎のサブスク拒否にしてもそうだけれど、webの流れに乗れば乗るほど仲介者の中抜きが可視化されるからなあ》
《山下達郎さんが一生サブスク解禁しないとか、、所ジョージさんが広告要らんからYouTube閉鎖するとか、、、めちゃカッコええなあもう》