東京都内でも有数の高級住宅街にある3階建ての一軒家。タレント・藤田ニコル(24)の“新しい実家”は、建てた人物のキャラクターが映し出されているかのような瀟洒なたたずまいだった。
ニコルが母親に家をプレゼントしたことを明かしたのは、6月11日に放送されたラジオ番組でのことだった。
「自分的人生のなかでの重大発表をさらっとしてみました。来年どうなっているかわからないし、買えるときに親に買ってあげたほうが……」
ロシア人とポーランド人のハーフの父と、日本人の母との間に生まれたニコル。ニュージーランドで誕生したが、両親が離婚したことにより、日本で生活することになったという。少女時代は経済的に恵まれなかった。彼女はインタビューで、こう語っている。
《弟が生まれたあと(2番目の)お父さんが浮気して消えちゃって、そっから生活がヤバくなったんです。埼玉の安いアパートで3人暮らし。お母さんは昼の仕事だけじゃなくて夜もスナックで働いてて、全然家にいなかった》(『週刊SPA!』’16年8月9日号)
彼女が9歳から12歳ごろまで暮らしていたアパートはなんと事故物件だったという。
「一家が住む前に一人暮らしの女性がお風呂場で亡くなったそうです。ニコルも女性の幽霊を見たことがあると、インタビューで話しています」(芸能関係者)
《ある日、洗面所で顔を洗っているときに、顔を上げたら鏡越しに何かがフワっと後ろを横切ったんです。一瞬のことでよくは見えなかったけど、女の人っぽい影でした。
あまりの恐怖にママに真剣に訴えたら、「お祓いしよう!」ってことになって、知り合いの霊能者さんみたいな人がうちに来たんです。》(『ムー』’18年5月号)
それから12年、母親のサポートを受けながら順調に芸能界での自分の居場所を広げてきたニコル。彼女が“最終親孝行”と語り、建てた物件は、20坪の土地に延べ床面積100平米ほど。
「閑静な住宅街で、長年住んでいる方も多く、ある程度の広さの土地が空く機会も少ないのです。(藤田の一軒家は)土地が1億3千万円、建物が7千万円ほどになると思います」(近所の不動産業者)
24歳で2億円の家を! 彼女の収入について前出の芸能関係者が解説する。
「モデルやタレントとしての活動に加え、アパレルブランドやコスメブランドのプロデュースも手掛けています。YouTubeの登録者数も76万人いますし、年収は9千万円から1億円ほどでしょう」
それほどの人気にもかかわらず、ニコルは冷静に自分を分析しているようだ。ラジオ番組でも、「いまがいちばんピークかもしれないからね」と語っている。
「個人事務所の代表取締役を務めている実母と、今後の活動についても構想を練っているそうです。実家の1階にYouTubeにアップするための動画を撮影できるスタジオを作ったのも、その一環なのでしょう。
個人事務所にはニコルも取締役として名前を連ねています。会社の設立目的として28もの条項が記載されており、タレントの個人事務所としてはかなり珍しいケースです。
ファンクラブの運営や衣料品・アクセサリーの企画・販売などは一般的ですが、ペットショップ経営、プリザーブドフラワーのプロデュース、婚活パーティの企画といった項目もあり、いかに将来のビジネス展開について真面目に検討しているかが伝わってきます」(前出・芸能関係者)
一時期はおバカキャラと目されていたニコルだが、この神商才をもってすれば、まだまだ高みを目指せるだろう。