ゆりやん 役作りで45キロ減量から28キロ増量もマネは危険!「免疫力の低下招く」と専門家も警鐘
画像を見る ゆりやんが演じる若かりし頃のダンプ松本

 

■短期間で体重を増減させる危険性は?

 

パーソナルトレーナーの指導のもと、健康を保ちながら体重を増減させたゆりやん。最近では華原朋美(47)も、今年の元日から26キロも体重を落としたことで話題を呼んだ。

 

しかし、なかにはそのような芸能人を真似て、“自己流”で体重を落とそうと頑張ってしまう人もいるかもしれない。短期間での大幅な体重の変動は、体にどのような負担がかかるのだろうか? そこで本誌は、ダイエットエキスパートの和田清香さんに話を聞いた。

 

まず、「ゆりやんさんの場合、きちんとしたプロのトレーナーや専門家の指導のもと、適切な運動と食事によって体重を減らしたり、増やしたりしているとのことなので問題はないと思います」と前置きした上で、和田さんは“自己流”でダイエットを行う危険性についてこう話す。

 

「米国のブラウン大学附属病院の研究チームによる調査によると、体重を5kg以上減らした後で元に戻した女性は、体重が安定している女性に比べ、心臓突然死のリスクが3.5倍に高まることがで明らかになったようです。

 

また、米国のオレゴン州立大学の研究によると、迅速で顕著な減量は骨量や筋肉の減少の引き金にもなるとのことです。特に骨量の低下は、閉経後の女性や高齢者ですと、骨折リスクを高め生活の質に重大な影響を及ぼす可能性があります。さらに一度骨量を減らすと、その後、体重が増えても減った骨量は戻らないことが多くあります」

 

さらに極端なダイエットは、女性にとって深刻な体調不良をもたらすことも予想されるという。和田さんは、こう解説する。

 

「女性は月に3kg以上落とすような極端なダイエットをすると、ホルモンバランスが乱れて月経不順になったり、無月経になってしまったりすることがあります。それと同時に、極端な食事制限により体重を増減させると腸内環境も乱れるため、免疫力の低下、便秘、髪や肌へのダメージ、自律神経の乱れによる心の不調などの原因にもなります」

 

その上で、和田さんはこうアドバイスをする。

 

「ダイエット目的の場合でも、目安として、1か月に0.5〜1キロ、3カ月で1.5〜3キロ。1年では5キロ程度のペースで、ゆっくり減らしていくとリバウンドが起こりにくくなります。

 

ダイエットや生活習慣改善のために行動の目標を立てても、ハード過ぎて実行できないと自己嫌悪に陥り、それがストレスとなって続かない人も多いので、そうならないために、無理なく続けられる目標を立てることも大切です」

 

健康を損なっては元も子もないダイエット。焦らずに取り組むことも大切なようだ。

出典元:

WEB女性自身

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