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白いシャツを腕まくりして大股で歩く“おじさんサラリーマン”。足元がサンダルなのは、ドラマ撮影の合間だからだーー。

 

6月中旬、関東近県の商業施設でドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系)のロケに臨む西島秀俊(51)を目撃した。現場には、主演の永野芽郁(22)の姿も。

 

「スタートアップ企業を舞台に、女性CEOを永野さんが演じ、若者だらけのその会社に転職してきた“おじさん”を西島さんが演じます」(テレビ誌ライター)

 

西島といえば、昨年8月に公開された主演映画『ドライブ・マイ・カー』が米アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞。

 

「6月末には監督の濱口竜介さん(43)らと共に、米アカデミー会員の新会員候補に挙がっていることが判明しました。西島さんが受諾すれば会員となり、アカデミー賞への投票資格が得られます。米アカデミー会員は卓越した実績を上げた映画業界人で構成されています。そうそうたる海外セレブたちの仲間入りをするかたちになります」(映画関係者)

 

海外からの評価も高まっている。

 

「“映画好き”を公言していますから、オファーが殺到中の映画の仕事を優先し、今後はドラマに出てくれなくなるんじゃないかと心配するドラマ制作スタッフの声も聞きましたよ」(芸能関係者)

 

だが、そんな心配を打ち消すような情報を本誌は入手!

 

「西島さんは来年1月からの連続ドラマでの主演が内定しています」(前出・芸能関係者)

 

そこには、仕事選びに対する西島なりのポリシーがあるようだ。

 

「“一流・有名監督の作品をやりたい”“賞レースを狙えそうな作品や役柄でなければ”と考えたり、映画よりドラマを格下に見たりする役者もいるのは事実です。しかし西島さんは下積み時代が長く遅咲きなうえ、謙虚な人柄とも相まって、映画もドラマも、できる限りオファーは受ける方針。役者デビューも『はぐれ刑事純情派』(テレビ朝日系)でしたし、日本のドラマ界に愛着を抱いているようです」(前出・芸能関係者)

 

さらには、成長段階の若手との作品作りにも非常に意欲的だ。本人は次のように語っている。

 

《若い俳優たちや監督さんたちが自由に、十二分に自分たちの才能を発揮できる環境を作れるように、微力ですけど、尽力していきたい》(『CUT』’22年3月号)

 

撮影中の『ユニコーンに乗って』も出演者やスタッフは若者が中心。

 

「映画やドラマの現場で若手の俳優たちが西島さんになつく光景はよく見られます。今回も共演の杉野遥亮さん(26)が“西島さんが気難しい人だったらどうしよう”と心配していたそうですが、気さくな人で安心したと話していました」(制作関係者)

 

海外からも認められる西島が若手を導くーー。日本のドラマ界には明るい未来が待っている!

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