『ちむどん』最終週でまさかの主役交代を画策!11月には歌子のスピンオフドラマも予定
画像を見る 露店を妹の萌歌と散策する萌音

 

■「朝ドラヒロインは脚本で大きく左右される危険な面が」

 

しかしなぜ、最終盤の“ヒロイン”として歌子に白羽の矢が立ったのだろうか?

 

「作者の羽原大介さんは、今回の『ちむどんどん』創作にあたり、4姉妹を描いたアメリカ文学『若草物語』を参考にしたそうです。内気で音楽好きな歌子は、この物語に登場する三女のベスにそっくり。個性の強い良子(川口春奈)や賢秀、暢子に囲まれるなか、場を和ませるような癒しの存在です。ドラマ内では数少ない感情移入しやすいキャラクターでしょう。

 

また、前作の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では、萌歌さんの姉・萌音さん(24)がヒロインを演じたこともあり、萌歌さんも視聴者から好まれるヒロインの素質を持ち合わせていると思います」(前出・テレビ誌ライター)

 

前出のNHK関係者は言う。

 

「萌歌さんは黒島さんとは’16年3月放送のドラマ『さよならドビュッシー』(日本テレビ系)で共演経験があり、気心の知れた仲。沖縄ロケでも浜辺から宿までコンクリートの上でも裸足で歩く黒島さんを見て萌歌さんは『野性的な人だな〜』と感じたとか。黒島さんがよく裸足になるのは『地球にじかに触れたいから!』だと聞いて妙に納得していました(笑)。

 

萌歌さんは『いだてん』では水泳選手を演じるため、日焼けサロンに通い、体重を7キロ増量させる肉体改造をしました。今作でも三線を猛練習で体得するなど、演技力に加え、努力家の姿勢に局内の評価が高く、将来の朝ドラヒロイン有力候補。最後の盛り上がりに期待しています」

 

最後に桧山さんもこう語る。

 

「黒島さんは’19年の朝ドラ『スカーレット』ではヒロイン・戸田恵梨香と夫との仲を結果的に引き裂いてしまう役を演じました。朝ドラヒロインは国民的ヒロインになるか否か、脚本で大きく左右される危険な面があります。残り1カ月を切り、どう決着をつけるのか逆の意味で興味があります」

 

最終週こそ『ちむどんどん』する展開となることを願おう!

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