実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(49)の“お笑い論”が波紋を広げている。9月18日に公開されたYouTubeチャンネル「サウナノフタリ」に登場した堀江氏。MCで編集者の箕輪厚介氏(37)と様々な質問に回答しながら、トークを繰り広げた。
そんななか注目を集めているのは、動画中盤で出された「好きな“M-1王者”は?」との質問に対する回答だ。「M-1」とは、言わずと知れた年末の風物詩でもある漫才頂上決戦「M-1グランプリ」。
箕輪氏に「(M-1を)絶対知らないでしょ?」と聞かれた堀江氏は、「M-1って面白いと思ったことがない」とキッパリ。続けて、「M-1をディスってたら、M-1好きのヤツに(動画を)見せられた」「ガチで笑えなかった」と酷評。箕輪氏から理由を問われると、「オチが予測できるっていうか」「台本の作り込みが甘い」と指摘した。
いっぽう、好きな芸人については、「最近ではお笑いではハンバーグ師匠。圧倒的にハンバーグ師匠」とスピードワゴンの井戸田潤(49)の名前を挙げた。東京駅で井戸田と遭遇したエピソードも披露し、「毎回笑っちゃう」と顔をほころばせた。
さらに、「その前(ハンバーグ師匠の前)は小島よしおが好きだった」と告白した堀江氏。箕輪氏から「お笑い偏差値20とかじゃないですか?」と突っ込まれると、「良いのよ、それが。逆にもうなんか、作りこめば作りこむほど面白くなくなっちゃう」と主張した。
箕輪氏が「言わんとしていることはわかります。読めちゃうんですよね、文脈が」と理解を示すと、堀江氏はこう語った。
「ダウンタウンの松本さんとかのお笑いが、俺、たぶん一番つまんないと思っている派。何が面白いのかさっぱりわかんない」
「松本さんの映画も観に行ったんだけど、マジでつまんなかった。あれでだって吉本興業、大損こいたと思うもん」
いまやお笑い界の大御所であるダウンタウンの松本人志(59)を、「一番つまんない」と酷評した堀江氏。このことがネットニュースで取り上げられると、様々な反響が相次ぐ事態に。
《わざわざネットで皆が見られるところで、「松本人志はつまらない」なんて言わなくても良いのに》
《これって炎上商法ですかー?!》
など批判の声が上がるいっぽうで、“何が面白いと感じるかは人それぞれ”と堀江氏の感性に理解を示す人も。
《決して間違ったことは言ってないと思う。「ワタシの感想」としては正解でしょう。堀江さんが面白いと思わないのは事実なんだから》
《この堀江さんの意見はそれはそれで間違っていないと思います。笑いのツボや考え方は十人十色ですから。自分なりの考えで面白い面白くないを言うことは全然問題ないと思います。芸人もプロとして笑いで食べている以上は「面白い、面白くない」の評価は避けられません。ちなみに、私の松本人志の評価は「日本で一番面白い人」です》
いっぽう、“ひろゆき”こと西村博之氏(45)も21日にTwitterを更新し、堀江氏の発言について取り上げた記事を引用して《「それって、あなたの感想ですよね。」》と参戦すると、
《本家が言ったぞ》
《堀江貴文が松本人志を批評したものをひろゆきが批評するって、これが現代の錬金術というものか》
など、さらに波紋が広がるカオスな展開になっている。
発言に影響力のあるホリエモンの“お笑い論”は、多くの人の耳目を集めたようだ。