NHK Eテレで放映されている、子供向け人気番組「きかんしゃトーマス」。この冬にリニューアルすると発表され、話題を呼んでいる。
「きかんしゃトーマス」はイギリスにあるとされる架空の島「ソドー島」の鉄道で働く、顔と心を持った機関車・トーマスを中心にした物語。’84年にイギリスのテレビで放映され、’90年に日本での放映がスタート。当時は模型やセットを使った人形劇だったが、’10年に3DCG化。さらに、この冬に行われる12年ぶりのリニューアルでは“2Dルック”になる。
そして、このリニューアルによってキャラクターの顔つきが大きく変わる。もともと顔の彫りが深かったトーマスたちだが、新しいビジュアルでは顔が平面的なイラストタッチに。またYouTubeにアップされた予告編を見ると、トーマスたちの表情が素早くコミカルに変わるだけでなく、高速で走ったり跳ねたりするシーンもある。これまで以上に賑やかな作品となりそうだ。
ネットではリニューアルする「きかんしゃトーマス」に対して期待の声がこう上がっている。
《トーマスは人形劇が大好きなんだけど、3Dを見始めたら面白くて最高だったから新シリーズも楽しみだな》
《今回のトーマスはきっと1-2歳、そして物語も平和になって3歳、4歳の子もずっと見てられる感じになりそうだから、良いリニューアルだといいな。子供目線で》
《トーマスのリニューアル、楽しみにしてる》
そのいっぽう、新しい顔に馴染めない人たちもいる様子。ネットではこんな声も上がっている。
《トーマスリニューアルしたの???誰やお前ってくらい顔が現代的に…笑》
《加工アプリでめちゃくちゃ可愛い顔にした人みたい》
《かなり絵柄が変わるけど子供たちは切り替えられるのか》
そこで、本誌は「きかんしゃトーマス」のマスターライセンスを保有する「株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ」に取材をした。「なぜトーマスたちの顔が変わったのでしょうか」「『リニューアルに馴染めない』という声もありますが、見解はいかがでしょうか」といった質問表をメールで送った。しかし、「回答しません」との返事だった。