「阿部寛さんの“美しい歯並び作り”に対するこだわりはすごいですよ。担当した知人の歯科医師が『用意した歯を3回もダメ出しされて、そのたびに作り直した……』と、驚いていました」(医療関係者)
最近では8月に公開された主演映画『異動辞令は音楽隊!』がヒットするなど、イケオジ俳優として不動の地位を築いた阿部寛(58)。
今年ネット上で発表された「歯がキレイだと思う俳優」では2位に選ばれ、サンスターの歯磨き粉のCMキャラクターを長年務めているが、これは彼の努力のたまもののようだ。阿部の知人が明かす。
「芸能人が多く通う都内のクリニックで治療しています。いわゆる“受け口”、昔から不正咬合の傾向があるようで、常にマウスピースで矯正をしていますね」
日本化粧品検定協会認定コスメコンシェルジュで東京表参道矯正歯科院長の西尾万樹さんが語る。
「阿部さんの昔と今の写真を見比べると、前歯の高さや色が違うので、セラミック治療をされているのだろうと思います。笑ったときに見える上下前歯16本はセラミック、奥歯はインプラントの可能性もあります」
セラミック治療とは、歯の詰め物やかぶせ物として金属ではなくセラミックを使用するもの。歯の色を調整しやすいなどの利点もあるが、治療費は基本的に自費となる。
「あくまで相場ですが、セラミックは1本6万円。インプラントは1本30万~50万円」(西尾さん)
バナナマンの日村勇紀(50)は前歯15本をインプラントにして話題になったが、単純計算すれば総額600万円前後になる。かなり自然に見える阿部の歯だが、どんなこだわりを持っているのだろうか。前出の知人が言う。
「阿部さんは歯に関しては非常に神経を使っていて、『健康は食から』『食は歯から』と、いつも家族に言っているそうです。クリニックには家族全員で通っています。
治療費は高額ですが、特別に毎月20万円ずつ継続して支払う形にしてもらっているのだとか。まとめて支払うことも可能でしょうが、トラブルがあった際に話し合いが持てるのが利点だそうです」
長期間の治療となると、総額はかなり高くなるだろう。前出の医療関係者に聞いた。
「以前通っていた別のクリニックでは、『治療費を半額に』『保険適用にできるはず』などと交渉することがたびたびあったそうです。それでも600万円ほどかかっているとか。これまでの治療費のトータルとなると、2千万円はかかっていると思います」
芸能レポーターが言う。
「阿部さんは若いころに不動産投資の失敗で数億円の借金を背負ったこともあり金銭感覚はシビア。歯の治療にはそれだけ価値があるのでしょう。7月にはニューヨークの映画祭で日本人初となる『スターアジア賞』を受賞しハリウッド進出も見えてきています」
審美歯科が普及しているアメリカでも、阿部の歯ならば通用するに違いない。