「11月18日公開予定の香川さんが主演を務める映画『宮松と山下』の特別試写会が、10月26日に行われました。スペインの映画祭でプレミア上映された際には、スタンディングオベーションが起きたという注目作で、試写会での評判も上々だったそうです。
しかし今回、香川さんは性加害報道の影響で映画のプロモーション活動に参加していません。製作サイドは『香川さんが表に出られず、告知が厳しい』と嘆いているといいます」(スポーツ紙記者)
8月に女性への過去の性加害が報じられた香川。その影響で情報番組『THE TIME,』(TBS系)の金曜日のMCを降板し、『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK)は放送中止に。トヨタ自動車など契約していたCMも続々と打ち切られた。
「報道がでた当時、ほとんど撮影を終えていたドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)は、香川さんの降板や再撮することなく放送を継続。一方、山﨑賢人さん(28)主演のドラマ『アトムの童』(TBS系)は、香川さんの出演が決まっていましたが、性加害報道を受けて降板し、オダギリジョーさん(46)が代役を務めています。出演に際して過去に香川さんと共演歴のあるオダギリさんは『香川さんへの恩返しのつもりで、お引き受けします』とコメントしていました」(前出・芸能関係者)
超人気俳優の香川だけに、出演を予定していた作品は『アトムの童』だけではなかったようだーー。
「来冬公開を予定している役所広司さん(66)の主演映画に香川さんは出演を予定していました。出番こそ多くはないのですが、作品のキーマンを演じる想定だったといいます。役所さんと一緒のシーンも多数予定されており、香川さん自身も意欲を燃やしていたそうです。
ところが、撮影開始直前に性加害報道が出て、香川さんは自ら降板を申し出たそうです。スタッフは慌てて代役を探しましたが、香川さんクラスの人物を急遽キャスティングするのに難航したそうです」(映画関係者)
そんな中、白羽の矢が立ったのが香川とも馴染みの深い“あの俳優”だった。
「『ルーズヴェルトゲ―ム』(TBS系)や映画『7人の会議』といった池井戸潤さん(59)作品で香川さんと共演してきた立川談春さん(56)です。
『ルーズヴェルトゲ―ム』は談春さんが初めて連ドラに出演した作品で、香川さんがドラマ現場での慣習や立ちふるまい方を丁寧に教えていたそうです。そういったこともあって、香川さんのピンチに談春さんが立ち上がったのでしょう。制作サイドや役所さんも『談春さんが受けてくれるなら』と安堵したそうです」
名優たちの“男気”に助けられている香川。この恩を返せる日はくるのかーー。