ホステスの女性に対する性加害が報じられ、大きな波紋を呼んだ香川照之(56)。10月31日、12月に行われる13代目市川團十郎白猿襲名披露公演「十二月大歌舞伎」で仕事復帰することが発表された。そこに香川は市川中車として、昼の部「鞘當」に、市川猿之助(46)とのダブルキャストで登場する。
今年8月の性加害報道によって、情報番組『THE TIME,』(TBS系)の金曜日MCを降板し、『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK)や、原作・プロデュースを手がけていたミニアニメ『インセクトランド』(NHK Eテレ)は放送中止となり、さらにトヨタ自動車など6社のCM契約が次々に打ち切られた。
「香川さんにとって一番の痛手は“CMの違約金”でしょう。香川さんクラスだと出演料は1年契約で1社あたり4千万〜5千万円ほど。一般的に、違約金は実際に放送できなくなった日数分が日割りで生じることになります。
例えばサントリーは10月から香川さんの新CMを放送する予定でした。もし撮影済みだった場合は、数千万円の再撮影費用の補償を求められる可能性も。違約金は1億円程度になると考えられます。クライアントはイメージを何より重視しますから、今後CM起用されることは考えにくいです」(広告代理店関係者)
また俳優仕事も“キャンセル”が相次いでいる。
「性加害報道を受けて、香川さんはドラマ『アトムの童』(TBS系)を降板。代役にはオダギリジョーさん(46)が選ばれました。また香川さんは、来年の冬に公開が予定されている役所広司さん(66)の主演映画にも出演する予定でしたが、報道の責任を取る形で自ら降板を申し入れ、代役は立川談春さん(56)が務めることとなったそうです」(映画関係者)