《今まで応援してくださったファンの皆様を裏切るような行動をとってしまい傷つけてしまい本当にごめんなさい。幻滅させてしまいごめんなさい》
11月23日、Twitterに公表した文章でこう綴ったのはAKB48岡田奈々(25)。19日に「文春オンライン」で俳優・猪野広樹(30)との交際が報じられたことを受け、卒業を発表。決断をした経緯については《スタッフさんからは卒業の必要は無いと言われましたが何度も話し合い自分で決断しました》と説明しており、交際報道からわずか4日での“けじめ卒業”に波紋が広がっている。
ネット上では《潔い》《あなたの決断を尊重します》と理解を示す声もあれば、《ルールを破ったんだから辞めて当然》《卒業と言うより脱退ですよね》と厳しい声も上がっている。
かねてより「恋愛禁止の掟」が暗黙のルールだと見なされていたAKB48。岡田の交際が報じられた翌日、AKB総監督の向井地美音(24)がTwitterで《今まで曖昧になっていた「恋愛禁止」というルールについて改めて考え直す時代が来たのだと思います》と言及。この発言が物議を醸したことを受け、向井地は21日に“恋愛ルール”について運営に確認したことをTwitterで報告。《「AKB48グループに恋愛禁止のルールはなく、メンバーそれぞれが自覚を持って活動することで成り立っている」とのことでした》と説明していた。
向井地の確認によって「恋愛禁止」ではないことが明確になったいっぽうで、岡田が“真面目キャラ”をアピールしてきたことは裏目に出てしまったようだ。
「17年の選抜総選挙で岡田さんは、前年よりも順位を上げて9位にランクイン。スピーチでは“スキャンダルや問題をネタにしているメンバーが多い”と指摘し、『真面目にやっていてもいつか必ずAKB48のてっぺんをとれると思っています。真っ直ぐに頑張っている人が報われるように、グループを変えていきたい』と“風紀委員長”を宣言。過去に熱愛が報じられた指原莉乃さん(30)や峯岸みなみさん(30)らを、暗に批判しているとも捉えられました。
そんな岡田さんは、“まゆゆ”の愛称で知られる渡辺麻友さん(28)を尊敬していたことでも知られています。渡辺さんは20年6月に健康上の理由により卒業しましたが、11年間ノースキャンダルを貫いた高いプロ意識は脚光を浴びました。岡田さんも渡辺さんに倣って、後輩のお手本になるようなアイドルを貫こうとしていたはず。それだけに交際報道によって、“あの宣言はなんだったんだ”と失望したファンが多かったようです」(芸能関係者)
卒業発表の文章のなかで、岡田は5年前の“風紀委員長宣言”についても反省の弁をこう述べている。
《過去に選抜総選挙でスキャンダルを批判し真っ直ぐに頑張っているメンバーが報われるグループに変えていきたいと風紀委員を名乗り出たのにもかかわらずこうして嘘をつくような形になってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、当時の自分の言葉に嘘は1つもありません》
自らを律してアイドルを続けようとした岡田に、ネット上では《10年間AKB48まじめにやってきたのは本当だと思う》《なぁちゃんの今までの活動を全力で取り組んできた事はわかっています》と労いの声が。しかし「納得できない」といった声も上がっている。
《自らアイドルとしての自分を律すると言っておきながらそれとは真逆の行為をすればファンの怒りを買うのは当然です。でも岡田さん、言い訳が多いですね》
《真面目な人が報われるグループにしたいとかスキャンダルがあったメンバーに色々言っておきながらこれってのがなぁ。まゆゆさんみたいになりたいとか言ってたよね》
《AKB48史上1番の真面目キャラとして売ってた分、グループ全体の信用度ガタ落ちじゃん》
現時点では卒業時期は未定だという岡田。まだまだ、一挙手一投足に注目が集まりそうだ。