《皆で食べるお弁当は破棄野菜を使用し、なるべく身体に良い物を作ってもらいました。芸能界も少しづつ広がれば良いなぁと思っています》
11月15日に自身の公式インスタグラムにこう投稿したのはMEGUMI(41)。彼女がプロデュースと企画を担当する現在放送中のドラマ『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』(テレビ東京系)のロケ弁で廃棄野菜を活用して、フードロス問題への取り組みを呼びかけていたのだ。
投稿のコメント欄では、俳優の斎藤工(41)や水川あさみ(39)がバンザイや拍手の絵文字を送って反応。ファンらからも《コレは素晴らしいです!》《全方位に素敵すぎて》などのコメントが寄せられていた。
農林水産省・環境省のデータによると、2020年度の日本全体での食品ロス量は522万トン。色や形が規格に満たない野菜は、市場に出回る前に廃棄処分されることが多いため、フードロスの観点から問題になっている。そんななかMEGUMIが呼び掛ける廃棄野菜の利用。その活動の裏側を所属事務所に聞いた。
「ドラマをプロデュースするにあたり、様々なチャレンジを実行している事のひとつで、今回は廃棄野菜を使用したロケ弁当だったんです。知人のお弁当屋さんと相談して現場には演者やスタッフ用に約50人前のお弁当を準備しました。
ギリギリまで待ってみないとどの野菜が入るかわからないわけですが、この日はカレーで、カボチャやにんじんなど、見た感じも綺麗でしたし、何より美味しかったと評判でした。価格帯も1食で700~800円ぐらいと安いお弁当よりは若干割高になってしまうようですが、野菜自体は安く仕入れもできるのでギリギリまでコストも考えて作っていましたね。
本人も手応えを感じているようですが、プロデュースしている現場以外ではなかなかロケ弁まで持ち込むのも難しいので、自分の現場では今回のことをきっかけに今後も何度か継続していきたいようです」(所属事務所担当者)
金沢でカフェの経営も行っているMEGUMI。廃棄野菜を使用したロケ弁事業にも期待が集まる。