新幹線で仕事先の京都から東京へ帰ってきたのは、柄本佑(36)だった。本誌が彼を目撃したのは12月初旬。京都の仕事現場に連れていったのか、5歳になる愛娘の手を引いていた。
「柄本さんの妻・安藤サクラさん(36)は、主演を務める1月スタートのドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)で撮影の真っただ中。そのため、柄本さんが娘さんの面倒を見る時間が増えているようです。
柄本さんも’24年のNHK大河ドラマ『光る君へ』で藤原道長を演じますから、夫婦の今後の育児スケジュール調整は大変でしょう」(芸能事務所スタッフ)
安藤と柄本といえば、2世俳優同士の夫婦として知られており、家族も著名人ぞろい。そんな2人の間に生まれた娘は、赤ちゃんのころから母の“現場出勤”に同伴していた。
「安藤さんは’18年に朝ドラ『まんぷく』でヒロインを務めましたが、まだ1歳にもなっていなかった娘さんをいつも撮影現場に連れてきていました。NHKは彼女をキャスティングするにあたり、局内にキッズルームを用意するほどの熱の入れようでした。
娘さんは現場を“ハイハイ”して、スタッフや共演者たちにもかわいがられていましたよ。安藤さんは『まだなにもわからないと思うけれど、私の仕事を肌で感じてもらいたい』と話していました」(テレビ局関係者)
そんな愛娘も成長し、現在は5歳になったが、いまも冒頭のシーンのように父の現場にも“出勤”するなど、両親の仕事を感じ続けているようだ。
「仕事仲間たちは何度も親子と会っているうちに、『将来が楽しみだね』と口にし、“3世デビュー”を期待するようになったそうです。
もちろん安藤さんと柄本さんが娘を俳優の道へ強制することはないでしょうが、“役者”という自分たちの仕事については知ってもらいたいと考えているようです」(前出・芸能事務所スタッフ)
愛娘が見ているのは現場だけではない。最近では、安藤が世界の名作を一人芝居で演じた『おはなしのくに』(Eテレ)にハマっていたという。
実は、安藤が俳優を志したのも、くしくも5歳のときだった。安藤の両親・奥田瑛二(72)と安藤和津(74)が本誌のインタビューに答えた記事には、こう記されている。
《サクラさんは5歳で、父の舞台を見て、指をさしてこう言ったのだ。「ちゃくちゃん(サクラちゃん)あれになる!」。奥田さんの思いは複雑だった。「あちゃ~と思った。女優にはならないでくれ。お願いだからって」》(’18年10月16・23日号)
しかし、その後も安藤は芝居の世界に覚醒していき、奥田は温かく見守っていくこととなった。
生まれてから5歳になるまで両親の仕事を自然と見続け、俳優業のスーパーエリート教育を受けている安藤と柄本の愛娘。“W3世”女優が覚醒する日は近い!?