■自分の人生を他人に委ねすぎることのリスク
「やっぱり」という感覚が多くの人の中にありそうな今回の離婚発表、華原さんの心中が本当に心配です。こうしたパートナーからの裏切りや後出しの事実によって関係が破綻するケースは、実は恋愛相談の中には一定数あります。
個別の原因はそれぞれですが、いくつか共通する“生き方のクセ”のようなものがあるように思います。
1つは、「自分の人生を他人に委ねすぎている」点です。
例えば恋人に幸せにしてもらうとか、誰かに養ってもらうとか。「もらう」といった受け身の姿勢が強すぎる傾向にあります。
こうしたタイプは、相手に全面的な信頼とあわせて依存をしてしまいがち。良いときは歯車が合うようにピタッとハマるのですが、悪いときが問題です。今回の華原さんのように「別れた」「別れない」の揉めごとに発展したり、相手から逆ギレされたりするケースもあります。
根底にあるのは、“自分の人生に対する主体性の薄さ”ではないかと思っています。
例えば愛情不足や愛されたい願望を昔から強く抱いて生活している女性は、まずそれを満たしてくれる他者になびきがちです。ただまず先にそういう気持ちの自分を受け止めてからでないと、甘い言葉を話す相手に流されやすくなります。
よく「自分の機嫌は自分で取る」といった表現をする人もいますが、これは生きる上でとても大切です。結果として誰かと一緒にいることで幸せになることはあっても、まずは「自分の人生は自分で幸せにしていく」という意識が大切なのです。