《弊社所属、高橋幸宏(たかはしゆきひろ)が、2023年1月11日午前5時59分、脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎のため、永眠いたしました》
1月15日、ミュージシャン・高橋幸宏さんが亡くなったと発表された。70歳だった。
加藤和彦さん(享年62)たちとのサディスティック・ミカ・バンド、そして坂本龍一(71)や細野晴臣(75)とともに結成したYMOでドラマーとして活躍し、世界規模で音楽シーンに影響を与えた高橋さん。近年もコーネリアスの小山田圭吾(53)らとともにMETAFIVEの一員として積極的に活動していたが、’20年夏に脳腫瘍が判明。摘出手術は成功し、リハビリを重ねてきたが、昨年末に誤嚥性肺炎を併発し帰らぬ人となった。
高橋さんの訃報に触れた親交の深いミュージシャンたちは悲しみに暮れている。坂本龍一は15日、自身のTwitterにグレー一色の画像を無言でアップし、矢野顕子(67)は《YMO Goes Forever》とツイート。また海外メディアも高橋さんの訃報を伝え、元JAPANのSteve JansenやOrbitalといった海外アーティストも追悼コメントを発表している。
国内外問わず、著名なミュージシャンに愛された高橋さん。いっぽうで、アイドルとの接点も多かった。
高橋さんはこれまで’81年に発売された、ピンク・レディーにとって最後から2枚目となる21枚目のシングル「ラスト・プリテンダー」の作曲や、堀ちえみ(55)や元おニャン子クラブの高井麻巳子(56)、浅香唯(53)らの楽曲を手掛けてきた。安田成美(56)に関しては1stアルバムのプロデュースを務めている。