《今回、私がお店の方に失礼な言動、発言をしてしまった件、申し訳ありませんでした。そしてそれを見た皆様に不快な思いをさせてしまって申し訳ありません》
4月9日、Twitterにこう綴ったのはYouTuberの中町綾だ。
兄である中町JPとのユニット「中町兄妹」として、チャンネル登録者数150万人を誇る人気YouTuberである綾。
そんな綾はある動画内で、JPやとうあといったYouTuberらで街を歩いていた際、飲食店の店員から「こんにちは」と声をかけられると、店の様子を見て、突然「うわっ、人気なっ！」と大声でコメント。JPから「お店の人いるから」と注意されると「えっ、店の人ですか？ すみません、すみません！」と笑いながら謝罪し、とうあは綾の言動に大笑いしていた。
すると、綾の“失礼発言”がSNSを中心に拡散されることに――。そこで綾は9日、冒頭のようにツイートし、さらに《お店のために私が出来ることは何かと考え、本日16時から17時まで短い時間ではありますがお手伝いをさせて頂く事になりました》と明かした。しかし、Twitterでは厳しい声がこう上がっている。
《失礼なこと言ってきたやつが、あんな事言ってすみませんでした お詫びに1時間だけお手伝いさせてくださいって職場体験感覚で来るのガチで店の人可哀想》
《1時間だけ働かれるくらいなら働かない方がマシだって……なんかすごいズレてる》
さらにとうあも9日、Instagramのストーリーで“大笑い”を謝罪。《お店には、ご迷惑おかけしてしまった事に対して直接謝罪させて頂きました》《今後わたしもお店に行くことで僅かですがお返ししていければと思います。お騒がせして申し訳ありませんでした》と綴っている。
YouTuberによる飲食店への無礼な行動といえば、今年2月、YouTuberグループ「夕闇に誘いし漆黒の天使達」の動画も物議を醸した。
「夕闇に誘いし漆黒の天使達は’22年10月、Googleマップでレビューがついていない店を訪れ、初レビューを投稿するという動画をアップしました（現在は削除済み）。そのお店は神奈川県内にある、高齢女性がワンオペで営業している飲食店でした。
しかし彼らは、店主の女性から事前に『時間がかかる』と説明を受けたにも関わらず、テロップで『1品目がくるのに40分かかりました』とわざわざ表示。店を後にしても、メンバーは『婆ちゃんのワンオペだったな』『急ぐ気がなかったのが腹立ちましたね』などと苦言し、会計時にもらったお菓子についても『ムカつくしね』と悪態をついていました」（スポーツ紙記者）
2月に動画がSNSで発見されると、夕闇に誘いし漆黒の天使達に非難の声が殺到することに。しかし騒動当時、YouTuberのラファエルはYouTubeのショート動画で「少なからず俺らもレビューはするでしょ、人の。評価するでしょ」「服着ても『この服ダサいな』っていうでしょ」と彼らを擁護していた。
すると、今度はラファエルを批判する声が。ネットでは《仲間内で汚い言葉で酷評するのと、それをYouTubeにアップすることが同じだと考えているならマジで認識ズレすぎだわな》《一般人はレビューをしてもそれを金儲けの道具にはしないよ》といった意見が上がっていた。
相次ぐYouTuberたちの“飲食店嘲笑”。どんな動画であっても、店側へのリスペクトを忘れてはならないはずだ。
