役所広司 食事は割り勘、現場に差し入れもナシ!20億円資産を生んだ「倹約家」素顔
画像を見る 千代田区役所に勤めていたころの役所広司

 

■仕事関係者が聞いた名優の切実な本音

 

役所はオフの過ごし方もつつましやかだ。彼は関東近郊に“小屋”を持っているというが、インタビューでこう語っている。

 

《庭の葉っぱを掃除したり、焚き火をしたり。山菜の時期にはタラの芽やコシアブラを採って天ぷらにしたり》(『田舎暮らしの本』’23年2月号)

 

こうした役所の倹約生活の陰には妻の方針もあるようだ。前出のテレビ局関係者によれば、

 

「あるとき『財布のヒモは妻に握られていて、自由に使える金がないんだ』と、しみじみ語っていたことがありました。

 

確かに、奥さんはとてもしっかりしている方です。担当マネージャーが、毎日夕方6時に、役所さんの一日の行動について奥さんに報告することが習慣になっているのです。そのなかにはどんな買い物をしたのかも含まれています。

 

’17年に役所さんがドラマ『陸王』に主演していたころ、役所さんが現場へ高価なお弁当などを差し入れたと報じられたことがありました。とても驚きましたが、15年ぶりの連ドラ主演という重要な作品でしたので、奥さんが差し入れを指示したのかもしれません。

 

奥さんの管理は体調面にも及んでいます。ある時期には、ロケ中にも肉にはいっさい手を付けず、魚だけを口にしていたこともありました」

 

結婚から41年、すでに67歳の役所だが、インタビューでは意気軒高だった。

 

《年を取ることを無駄にはできません。年齢を重ねたことで出る顔や首のシワも武器になる。(中略)だから頑張りますよ。ぎりぎりまでね》(『夕刊フジ』5月4日付)

 

“幸運の女神”である妻と“無駄”を省きながら邁進する役所。70歳、80歳での名演にも期待できそうだ。

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