羽生結弦 プロ引退直前の“最愛スケーター”と最後の共演 幼い心に衝撃受けた過去
画像を見る ウィアーと抱き合う羽生(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 

■10年後には、羽生もウィアー引退と同じ年齢に

 

2人が初めて対面し、共演したのは’08年のアイスショー。羽生は中学生になっていた。

 

「羽生さんは、初めて大好きなウィアーの演技を生で見ることができて感激したそうです。その後、羽生さんが選手として頭角を現すにつれて、ショーでの共演なども回数を重ね、2人の交流も生まれるようになりました。共演するショーの練習中には、ウィアーに演技を見てもらい助言してもらったこともあったようです」(前出・スポーツライター)

 

ウィアーも、自分を慕う羽生をかわいがってきた。

 

「羽生さんのことを『ユヅクン』と呼んでいるみたいです。彼は衣装デザイナーとしての顔も持つため、羽生さんのコスチュームをデザインしたことも。ソチ五輪のフリー『ロミオとジュリエット』の衣装も彼がデザインしたものでした」(フィギュア関係者)

 

ウィアーは震災のあとや五輪のときなど、たびたびSNSなどで︎羽生へ励ましや称賛の言葉を送り、昨年7月、羽生がプロ転向を発表した際にもエールを投稿。

 

今回の共演は、羽生のプロ転向以来初めてで、プロスケーター同士として向き合う最初で最後のショーになる。佐野さんは、ウィアーの気持ちをこう推察する。

 

「ウィアーが今回のショーに出るのを決めたのには、最後に一度、プロになった羽生くんと一緒に滑りたいという気持ちもあったんじゃないかと想像します」

 

最後の共演で、羽生の胸に去来するものとはーー。

 

「羽生さんは、この5月に『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の特番に出演。その際、“10年後も現役のプロスケーターとして活躍したい”という思いを明かしています。10年後は38歳。いまのウィアーさんの年齢です。追いかけ続けた人であるだけに、引退目前のその姿は、羽生さんがキャリアを考えるうえでの指標にもなるでしょう」(前出・フィギュア関係者)

 

佐野さんによると、

 

「個人差はありますが、38歳にもなると、体力が落ちているのを感じるところはあるかもしれません。40歳前後でキャリアを終えるプロスケーターは少なくありません。ただ、羽生結弦という人はちょっと別格ですから、前例にあてはめることはできませんが……」

 

前出のスポーツライターは、羽生が「プロとしての姿勢も影響を受けていると感じる」とも話す。

 

「ウィアーはユニークなスケーターで、ショーでの選曲や衣装も奇抜。見る人を驚かせることが多いんです。観客を感動させたいという精神にあふれた人です。羽生さんが、東京ドーム単独公演など世間が驚くようなことを成し遂げていることと通じるものがあります」(前出・スポーツライター)

 

最愛のスケーターと、感謝とリスペクトを込めた涙の“ラストダンス”を舞う日はもうすぐ。その姿を目に焼き付けて、羽生はさらに高みを目指すに違いない。

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