【2】年上慣れしている
「大谷選手がチームで先輩たちにかわいがられている様子を見てもわかりますが、末っ子は年上に慣れているので、上の人に愛されて、引き立てられがちです」
小栗旬は大河ドラマの現場では年上の大泉洋(50)をイジったり、舞台慣れしていない若いころには先輩の吉田鋼太郎(64)の家まで押しかけて教えを請うたこともあったという。事務所社長に抜擢されたのも、末っ子力の賜物!?
【3】人まね上手で要領がいい
「周りをよく見てお手本をまねする力があって、末っ子は要領がいいんです。長子や一人っ子と比べて、末っ子は生まれ落ちた環境に登場人物が多い。周囲の顔色をうかがわなければいけないため、早くから観察力が養われるのです。また兄や姉から教えてもらうのが当たり前だったので人から教えてもらうことに抵抗がない。素直に助けを求めることができ、助言を受けられる利点があります」
姉が2人いる川口春奈(28)は、姉たちについて《自分には気付かなかったことも素直に言ってくれるので毎回助かってます》とブログに綴ったことがある。助言を即、受け入れて自分の栄養にする要領のよさも、末っ子らしさだ。
【4】やりたくないことは人任せ
「末っ子の方にたくさんインタビューをしたのですが、多くの人が口をそろえて言っていた座右の銘が『きっと誰かがやってくれる』。やっぱり多かれ少なかれ、両親や兄姉がやってくれたんでしょうね。もちろん努力しなければ大成しないでしょうが、“自分のことをやるだけだ”と自分の技量を磨くのに集中しやすいのが末っ子です」
大谷は、昔から服装や髪形に興味がなく、姉に服を選んでもらっていたこともあったという。また、メジャー6年目の現在も英語を水原一平通訳に任せているあたりも、頼れるところは人に頼るという末っ子精神の表れなのかも。
【5】自由に振る舞える
「両親としては初めての子には手堅くいってほしいから、『公務員になってほしい』なんて思ったりするものです。でも末っ子はある意味、“味噌っかす”。放っておかれるので『翔平君はいつまでも野球やっていていいんじゃない』と自由に好きなことをさせてもらえるケースは多いです」
橋本環奈も、両親が小さいころから好きなことをやらせてくれたといい、芸能の道も応援してくれているというが、これも末っ子ゆえか。
五百田さんによると、
「きょうだい構成において“初めての性別かどうか”ということによっても性格に違いが出る傾向があります。たとえば、上2人が姉で末っ子が男の場合、末っ子でも長男なので親からのプレッシャーがかかりがちです。上2人が兄で末っ子が女の場合、親からすると女子向けのイベントを初めて経験するので、手間をかけられます。大谷選手の場合はすでに兄がいて、男も女もそろったうえでの男なので、より末っ子らしい末っ子といえると思います」
“スーパー末っ子”の大谷だからこそ、世界を変える抜きんでた存在感を放っているようだ!