女優・広末涼子(42)とのW不倫で注目されている料理人・鳥羽周作氏(45)。騒動当初は謝罪コメントを発表するなど反省していた様子だったが、一転して広末の夫のキャンドル・ジュン氏(49)を痛烈批判した。火消しどころか、次々と新たな火種を投下しているが……。
「東スポWEB」の記事によると7月1日、新店舗「NAGANO」のオープンに姿を現した鳥羽氏は、同紙記者に自ら話しかけ、キャンドル・ジュン氏を痛烈に批判するなど思いの丈を吐き出したという。そのなかで、「週刊文春」で公開された“交換日記”について、《あれ、普通に考えて結構近い人間にしか渡さないんですよ》とした上で、《僕ら側から流せることじゃないとなると、1人しかいないっすよね》キャンドル氏がリークしたとことを匂わせた。キャンドル氏が開いた会見についても《でもちょっと頭悪いから喋りすぎちゃってさ》などと放言を連発。
さらに、『週刊女性』が報じたキャンドル氏の過去の暴行事件については《だってポロポロ出てるじゃないですか。そういう暴力の話とか》《俺の方がちゃんと法律も守ってる。向こうは暴行、傷害ですからね》とコメント。不倫疑惑についても、《(キャンドル氏の)不貞行為なんて10くらいあるんじゃないですか、俺が知ってる限り。マジでああいうやつは抹殺された方がいいですよ、ホント》と言い放った。
「元スタッフへの暴行が記事になる前からキャンドル氏の暴力沙汰を知っていたという鳥羽氏は、”会ったら刺されるかも”との思いから直接の謝罪をしなかったと説明しています。広末さんから色々と聞かされているからこそ、キャンドル氏に対して強気の発言なのかもしれませんが、訴えられてもおかしくないと周囲は心配しています。思うことはあったとしても、記者に自ら話すのはあまりにも軽率としか言いようがありません」(メディア関係者)
そんな鳥羽氏の強気な発言を、キャンドル氏が訴えた場合の法的リスクはないのだろうか。弁護士法人松本総合法律事務所代表の松本賢人弁護士に話を聞いた(以下、カッコ内は松本弁護士)。
「一面においては、鳥羽さんとキャンドルさんは1人の女性をめぐって“恋の鞘当て”をしているわけで、お互いに少し乱暴な表現になったとしても些末な部分で裁判所が細かく損害を認定していくということではないと思いますが、一線を越えているというか、明らかに異質な表現は許されないだろうと思います。
《暴行・傷害ですからね》や《不貞が10回くらいあった》という発言は、証拠に基づいて真実もしくは真実と信じる相当な理由あり、とならないと名誉毀損ということで民事の損害賠償請求が認められる可能性は十分にあると思います」
事実であれば名誉毀損には問われないというが、立証するのは容易ではないという。
「まず、“報道で見た”というだけでは上記のような立証を尽くしたことになりません。鳥羽さんが訴えられた場合、“こういう証拠があって事実がわかった”ということを鳥羽さん側が立証しなければなりません。当事者の証言なども有効ですが、それよりは客観的証拠の有無であり、“10回の不貞”となると例えば異性とラブホテルに入るところの写真など10回分あるのかという話しになると思います。1回分だけの証拠で10回の不貞があったとは普通は認定されないでしょう」
とはいえ、キャンドル氏が鳥羽氏を名誉毀損で訴えることは“諸刃の剣”にもなりうるという。
「1件でもキャンドル氏の不貞が裁判で明らかになれば、キャンドル氏が裁判で勝ったとしても社会的にノーダメージではいられません。また、鳥羽氏が負けたとしても裁判所の認定する損害額は数十万円~多くても数百万円くらいで、高額にはならないと思います。弁護士費用の負担もありますから、キャンドル氏が損害賠償請求する可能性はそれほど高くないかも知れない、とは思います」
仮に名誉毀損は逃れられたとしても、鳥羽氏の発言は他のリスクも孕んでいるという。
「相応の根拠があっても、キャンドル氏が手紙をリークしたか見たわけではないでしょうから、それを“ほのめかす”というのもどうかと思いますが、そもそも《頭が悪い》という発言は極めて問題です。単純な蔑称であり、人格非難ですから名誉毀損とは別に、簡単に不法行為に当たると認定されるリスクが高いと思います。
いずれにせよ発言に随所に看過しがたい箇所があり、法的にも問題ですし、そもそも非常識との批判は避けられない行動と言わざるを得ず、無用の騒動を起こしていると思います。ご自身のご親族でも顧問の弁護士でも誰でもよろしいが、きちんとした大人の方に相談して、対応を助言してもらうといいと思います」
“鳥羽氏vsキャンドル氏”となりつつある今回のW不倫騒動。鳥羽氏の反撃は果たしてどう影響していくのだろうか。