タレントのryuchellさんが7月12日、27歳という若さでこの世を去った。訃報からまもなく1週間を迎えようとしているが、今もその死を悼む声が後を絶たない。
12日、Twitterでryuchellさんへの追悼メッセージを綴ったのはSHELLY(39)。《大好きな大好きなおちぇる。あなたはいつでも愛を大切に、どんな辛いことも優しく受け止めてしっかり向き合ってましたね。あなたから学ぶ事が本当に多かった》と記し、《おちぇるが与えてくれたたくさんのポジティブをしっかり覚えておこう》とツイートした。
その翌日、はるな愛(50)はラジオ番組『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)でryuchellさんの訃報について「いや、もう私、ショックで」と切り出し、「結婚して、お子さん生まれて。pecoちゃんと、家族ですごく話し合って、“自分らしく生きたい”って思いも、みんなで応援していくってスタンス取って。これからね、私、本当にすごく新しい時代を作ってくれると思っていた」「家族はその人たちだけの形だから」と惜しんだ。
ryuchellさんがマンスリーゲストを務めていたラジオ番組『バービーとおしんり研究所』(TBSラジオ)のパーソナリティであるフォーリンラブのバービー(39)は、17日にTwitterで、18日放送予定の同番組について《勝手だけれど、私たちなりの弔いをしました》といい、《まだ心の整理がつかない人。やり場のない思いを置きに番組聴きに来てください。一緒に送り出せたらいいな》と投稿。
ryuchellさんを悼むのは、仲間たちだけではない。芸能界の大御所からも、追悼の声が相次いでいる。
例えば明石家さんま(68)は16日、ラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)でryuchellさんが亡くなったことについて「俺もう本当にショックで」とコメント。
さらにryuchellさんが注目を集めるきっかけとなったセリフ「建築関係トントントン」は、さんまが司会を務めていた番組から生まれたものであるため、「pecoちゃんとryuchellはよくお礼を言ってくれたり。グッズを持ってきてくれたり」とryuchellさんの礼儀正しいエピソードを明かした。また「結婚したらお祝いだ、子供産まれたらお祝いだ、っていう仲だった」と言い、プライベートでの交流も懐かしんでいた。
また上沼恵美子(68)は17日、『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)で、ryuchellさんとこれまで何度も会ったと明かし、「いい子でなぁ。礼儀正しくって……。なんであんな、シュッと死ぬんやろ」「優しい優しい、もう気の利くちゃんとした子って、危ないな。27歳って……」と言葉を失くしていた。
「ryuchellさんは大御所や友人たちだけでなく、裏方からも好かれていました。仕事のやり方がとても丁寧で、番組制作の際、スタッフの意見もきちんと聞いて仕事に取り組んでいたためです。
またジェンダーや沖縄戦など、社会問題に言及することもしばしばありましたが、その際にも強い言葉を使わないよう常に言葉遣いを意識して話していました。誰に対しても優しい言葉で接する姿に、妻であるpecoさんも尊敬していましたね」(テレビ局関係者)
ryuchellさんの優しさは、多くの人の心に残っていくはずだ。
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