タレントのryuchellさん(享年27)が東京の自宅兼事務所で亡くなって、7月19日で1週間となった。
本誌は以前、関西で暮らすpeco(28)の母親に話を聞いていた。あらためてその取材データを確認すると、繰り返し語られていたのはryuchellさんを心配し、いたわる言葉だった。当時は掲載しなかった内容も含めて紹介する。
昨年8月、ryuchellさんらが離婚を発表した直後、pecoの母親はこう語っていた。
「(“新しい家族の形”について)あまり前例のないことかもしれませんが、私はこれはこれでいいことだと思っています。
ryuchellがすごく苦しんでいて、これからの長い人生をそんな気持ちをもったまま苦しみながら生きていくことを考えたら、娘もこの段階で打ちあけてくれて苦しみのない人生をおくってくれた方がよかったと言っていますので」
またryuchellさんが全国ツアー中だった今年3月には、関西の会場へ差し入れに行ったことを明かしたうえで、不安を吐露していた。
「じつは私は今、ryuchellの体が一番心配でね。精神的にもつらいことが多かったと思いますし……。彼は心が繊細で優しすぎるせいか、大阪弁でいう“あかんたれ”なところがあるんです。それだけにすごく心配しています。まあ、それでもがんばってるみたんなんでね……」
pecoが久々の単身帰省をしたこともあった。ryuchellが子供の世話をしてくれたおかげで実現したのだが、そのことを感謝するとともにこんな胸中を。
「(ryuchellさんの“女性化”については)娘はもう吹っ切れていると思います。ryuchellのほうも、最初は批判が多くてかなりストレスを感じていたようですが、徐々に、何とかやっていけるようになってきたみたいです」
周囲には悩みを乗り越えつつあるともみられていたryuchellさん。だが抱えていた苦しみははかり知れないものだった。
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